2015年05月11日 TOKYO MX 「モーニングCROSS 田中康夫 翁長沖縄県知事 中谷防衛相と初会談」

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 辺野古移設問題・関連番組録画/文字起こしはこちら

 

 

[脊山麻理子]中谷元防衛大臣は9日、沖縄県庁で翁長雄志(おながたけし)知事と初めて会談しました。辺野古への基地移設問題に関して双方の主張は平行線のままで、認識の違いが際立ちました。一方で、アメリカ政府は空軍の新型輸送機オスプレイを再来年からアメリカ軍横田基地に配備する方針を固めました。本土にオスプレイが配備されるのはこれが初めてで、配備は再来年に3機、最終的には10機を予定しています。当初はアメリカ軍嘉手納基地も配備先の候補でしたが、普天間飛行場の移設に向けて沖縄の基地負担の増加は避けるべきだと判断しました。ということでこのニュースは男性が72パーセント女性が28パーセントと男性の注目が高いようです。そして年代別に見ますと50代以上の方は関心が高いということで、沖縄問題はいつも年代が上の方の方が注目していますね。

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[堀潤]そうなんですよね。

[脊山]この問題ですけれども、国と沖縄県の溝が深まることで4月に安倍総理大臣がアメリカを訪れて、オバマ大統領に辺野古移設の推進を約束したことで、国と沖縄県との溝は一層深まっています。そして、横田基地へのオスプレイ配備の背景なんですけれども、沖縄県の翁長知事が辺野古移設に反対する中で、アメリカ政府はこれ以上沖縄への刺激を避けたいとの思惑があり、沖縄への負担軽減をアピールする狙いもあると見られているんです。田中さん、どうご覧になっていますか。

[田中康夫]将来的にはね、勿論、米軍基地をグアムに移転する費用を誰がどう負担するんですかっていう話で、であればこそもっと繊細であって大胆であるべきだと。非常に面白いのが、これがですね・・・。

[堀]なんですかこれは。

[田中]各紙が行った辺野古移設に関する政府の動きをどう思うのかという調査なんです。一般的に朝日新聞毎日新聞が評価しないという人が多いというのは、あるいは共同通信が多いというのは分かるかもしれませんが、日経新聞でも47:36なんです。もっと面白いのが、天下の産経新聞で評価しないという人が、産経新聞の調査でも44.7:33.9。で、辛うじて読売新聞だけが41:41なんですね(笑。

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[堀]なるほど。

[田中]ということは、米軍基地を辺野古が云々以前に、やはりこういう政治の問題が信無くば立たずなので、どれだけ丁寧に行ってんですかっていうことだと思います。

[堀]問われますね。

[田中]それともう一つは、これはニューヨークタイムスに載ったポンチ絵なんですね。で、安倍さんが議会で演説をした後の絵で、「US-JAPAN ALLIANCE」。

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via http://www.nytimes.com/2015/05/04/opinion/heng-us-japan-alliance.html?_r=0

 

[堀]これどういう意味ですか?

[田中]恐らく、分かりませんが、安倍さんがこのレッドカーペットというか、ブラックカーペットをひいていて、そしてこちら側には「WWII」とありますから。

[堀]なるほど。歴史に蓋をして、アメリカが通り易くしようと。

[田中]だからニューヨークタイムスでもこういう論調、あるいはワシントンポストでもかなり社説でそうした論調であるということを私達は踏まえて、贔屓の引き倒しにならないようにしてほしいというのが、実はアメリカの意向だと思っています。

[堀]駒崎さん、如何ですか。

[駒崎]そうですね、とは言え代替案は何があるんだろうかっていうところは結構リアリスティックに考えなきゃいけないかなっていう風に思っています。日米同盟が我々の基軸ですから、あそこをどうですねバランスを取っていくかっていうのは非常に課題なんじゃないかなと思います。

[田中](笑。

[金]いやでもね、日米同盟に関してはやっぱり7割が今回評価すると、大きな枠で見てそれで良いと思うんです。しかしながら、今、田中さんが仰ったように、一番大事なのはどこまで繊細に国内の合意を得ながらものを進めていくのか、外国とは一々、すごい丁寧な交渉をしていくのに、国内の合意に関しては、集団的自衛権もそうだし、この沖縄の問題もそうだし、強引すぎる、一方すぎるという、こういった不満はやっぱり事実、先ほどの数字によく表れていると思うんですよね。だから安倍さんが強気である、そして短気である、だから行動派であるんだけれども、だからこそ国内では丁寧な丁寧な説明と合意のプロセス大事だと思います。

[堀]あれはどうですかね、佐賀空港への移転問題。自衛隊オスプレイが先行して配備されますけれども。

[金]横田基地の方にですよね。

[堀]水面下で米軍の基地の移転というのも、佐賀は候補に挙がってますけども。

[金]だからああいう風に、アメリカとは物凄い丁寧に丁寧にやってる感じしますでしょ。

[堀]なるほど。何故、沖縄と丁寧に出来ないのかと。

[金]そういうのがありますね。

[田中]辺野古でない、沖縄でのどういう段階的かってことはちょっとまた回を改めて、私は考えがあるのでお話させて頂きたいなと思っています。

[堀]是非教えてください。でも、本格的に本土でどのようにして分担できるのかというのも考えていかないと、全部沖縄に押し付けて終わりではいけないですよね。

*

[脊山]ウェブニュースコチコミランキング、その前にツイッターですねご紹介していきましょう。

[堀]紹介していきましょう。くろすけさん。

 

[堀]どうですかね。移転先として。

[金]沖縄の世論というものを、完全に移ろい易いとは見れないんですね。過去においては圧倒的に基地と共に生きていくという選択が多かった、政治的に。それがやっぱりここ数年、非常に揺れて今回の翁長知事という、ひとつの流れとして私は見た方が良いと思います。過去のように、基地があって経済効果があるからそれで黙るという、そういうレベルでもう無くなってきているということですよね。

[田中]映画監督の宮崎駿さんと、あるいは鳥越俊太郎さんが共同代表になっている「辺野古基金」というのに対して、実は、いわゆる「市民派」ではない、沖縄で、かりゆしグループという、大きなホテルを展開している人、あるいはスーパーを展開している財界人、こういう人達が一緒の代表になっているのは何故なのかという点は、前々回かな申し上げたけれども、基地の8割近くがある、じゃぁ、辺野古に移ります、といっても翁長知事が言ってるように、全体の中の負担は0.4パーセントしか沖縄は減らないんだと。

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で、それがさもすごく減るかのような話を進める前に、もっと我々は・・・、彼が言ってるのは、私は保守政治家なんだと。日米同盟というものも私は分かっていると。その私が何故ここまで叫ぶのか、ということを感じて欲しいというのは、やっぱりこれは立場を超えて、我々はまず耳を傾けるべきだと思いますね。

[堀]モーニングCROSSで度々辺野古の問題をやってきてるんですけども、これからもお伝えしていきたいと思います。

2015年05月11日 東京MX 「モーニングCROSS 全篇」

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