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2015年10月06日 FM YOKOHAMA「たまらなく、AOR」 第1回放送

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昨日から今日へと、
曜日はJST日本標準時で水曜日へ。
一つ、前に進みました。

今晩は。そしてようこそ「たまらなく、AOR」の世界へ。

1970年代半ばから80年代、そして90年代の初頭まで。
私たち、一人ひとりが、光り輝いていた時代の音楽。AOR
それぞれの楽曲を聴く度に、一つひとつの想い出が、蘇ってきます。

雨催いの休日の朝に、
入れたてのコーヒーをひと口。
アルバムに針を落とすと流れ出した一曲目。

昼下がりの公園で、
フリスビーに興じる同世代を眺めながら
自分だけの耳元に聴こえてきた大好きな一曲。

そして、味わい深いベストカセットを聴きながら
夕陽の湘南海岸を二人でドライヴした時の一曲。

あるいは深夜、その彼女を送り届けて
首都高速を疾走するひとりぼっちの車の中で
思わず涙腺が緩んだ一曲。

AOR
それは、セピア色になりかけていた私たちの記憶のアルバムに、
ささやかだけど、確かな息吹を与えてくれる勇気と希望のメロディー。

「微力」だけど「無力」じゃない。
Ya’ssy 田中康夫です。
「たまらなく、AOR」記念すべき最初の楽曲は

1982年、エイドリアン・ガーヴィッツ 、Classic。

M1.Adrian Gurvitz – Classic 1982 

「たまらなく、AOR」。私、田中康夫の選曲でお届けしています。

イタリア系のDNAを持つイギリスのエイドリアン・ガーヴィッツ、 1982年、シングル盤として最初に発売されたClassicでした。AORそれはジャズあるいはロックと違ってストーリーとかメッセージ、こうしたものが決して希薄なわけではなくむしろ逆にそのメッセージやストーリーというものが希薄であるからこそ逆に私達の等身大の音楽、ドラマでないのがドラマになってしまった私達の豊かな、けれどもほんの少し悲しい高度消費社会に生きる音楽。それがA・O・Rだと思います。「たまらなく、AOR」この番組はこうした音楽、70年代の後半から80年代そして90年代にかけて私達が聴いていた音楽を一つ一つ紐解いていきます。

続いての2曲。1曲目は1978年、同じくイギリス系のルパート・ホルムズ、Speechless。切々と男の子の気持ちを歌います。そして続いての曲はステファニー・ミルズ、Never Knew Love Like This Beforeです。

M2.Rupert Holmes – Speechless 1978

M3.Stephanie Mills – Never Knew Love Like This Before 1980

1978年ルパート・ホルムズそして1980年のステファニー・ミルズはNever Knew Love Like This Beforeでした。ステファニー・ミルズのアルバムはジェームズ。エムトゥーメとレジー・ルカースのプロデュース。そして意外な事にはレーベルは20世紀Foxレコードでした。

続いてお掛けするのはイギリスのDNAを持つレオ・セイヤーです。なんだよ、A・O・Rってアメリカ主体じゃないの?って仰るかもしれません。いえいえ、ある意味ではA・O・Rというのは、私達の数字に換算できない豊かさとか悲しさ、今の経済の社会では数字に換算できないような文化とか伝統あるいは家族とか恋人とか地域とか集落、こうしたものは価値ゼロとみなしがちです。でもA・O・Rは声高に大きな正義を語るのではなく私達の日々の暮らしの中にあるそうした「確かなもの」を手繰り寄せようとする、こうした音楽がそして小文字の音楽・・・それこそがA・O・Rです。これはある意味ではコンクリートではなくイギリスの建物のbrick、レンガ建てでできたようなアードマン・プロダクションの『ウォレスとグルミット』や『ひつじのショーン』を彷彿とさせるこうした音楽が、今また蘇りつつあります。1983年、レオ・セイヤー、Orchard Road。

M4.Leo Sayer – Orchard Road 1983

1983年レオ・セイヤー、Orchard Roadでした。

みなとみらい ランドマークタワーFm yokohamaから私、田中康夫の選曲でお届けしている「たまらなく、AOR」。そのA・O・Rが今再評価されているのはある種の懐かしさ、いえいえそうではなくA・O・Rというジャンルの音楽が、自分や彼女の部屋であるいはドライブしてる車の中で2人の会話の雰囲気を高める触媒としての役割を担ってくれていたからです。なにか満ち足りているはずなのにどこか物悲しくてそして今や世知辛しいこうした時代に再びA・O・Rを私達が聴くのは、私達の本当の意味での生活を取り戻していく、その一助なのかもしれません。

「たまらなく、AOR」この番組のメールアドレスは

aor@fmyokohama.co.jp。

そして本日お掛けしたAORの楽曲を紹介するサイトへはFm yokohamaホームページの番組紹介ページからどうぞ。

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それでは来週も火曜から水曜へと、また一つ曜日が前へと進む時間帯にFm yokohamaからあなたのもとへ。選曲は私、田中康夫でした。
そして今夜のエピローグはジョニー・マチス、 The Best Days Of My Life。

それではまた来週。


M5.Johnny Mathis – The Best Days Of My Life 1979

www.youtube.com

Here we are once again
Just the same as we were then
In those carefree days
We were never apart

What a shame It? s so sad
That our timing was so bad
That while I played at love
You offered your heart

Looking back I can see
Just how right you were for me
And what a fool I was to let you go

Here we are the same as then
Could we try it once again
Cause now at last I? ve come to realize
That from the day you walked in
To the day you walked out
Those were the best days
Of my life

That from the day you walked in
To the day you walked out
Those were the best days
The very best days
Of my life?

私、田中康夫の公式サイト http://tanakayasuo.me/ でも更なる楽曲の余韻をお楽しみ頂けます。


 

 

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