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2016年05月17日 FM YOKOHAMA 「たまらなく、AOR」 エルトン・ジョン特集

FM Yokohama たまらなく、AOR

田中康夫 presents Fm yokohama 「たまらなく、AOR」ロゴ

昨日から今日へと、
曜日はJST日本標準時で水曜日へ。
一つ、前に進みました。

今週も、ようこそ「たまらなく、AOR」の世界へ。

1970年代半ばから80年代、そして90年代の初頭まで。
私たち、一人ひとりが、光り輝いていた時代の音楽。AOR

それは、所謂「イデオロギー」とは無縁の、
都会的で、洗練された、しなやかなメッセージ。
慎み深いディーセントな誇りを抱いて、日々、
世の中と向き合い続ける貴方の1日の終わりに、
クワイエット・ストームな癒(いや)しを、届けてくれる
「たまらなく、アーベイン」な音色。

AOR
それは、セピア色になりかけていた私たちの記憶のアルバムに、
ささやかだけど、確かな息吹を与えてくれる勇気と希望のメロディー。
それぞれの楽曲を聴く度に、一つひとつの想い出が、ほのかに蘇ってきます。

私たち一人ひとりは微力かも知れない。でも、決して無力な訳じゃない。
今晩は。田中康夫です。
5千枚あまりのYa’ssyレコードコレクションの中から
選(よ)りすぐりの楽曲を
ゆったりと、しっとりとお聴き頂く、
2年目を迎えた「たまらなく、AOR」。
クワイエット・ストームな今夜のプレリュードとしてお掛けするのは1970年 Elton John "Your song"。

M1.Elton John – Your Song 1970

live ver.

 1970年 Elton John "Your song"をお掛けしました。私がまだ中学生の時代でおそらく自分でおこづかいで買ったLPレコードの2枚目か3枚目だったと思います。"kicked off the moss苔を蹴る"というところで苔という言葉を覚えたのも懐かしい感じです。Elton John。このようなしっとりとしたバラードだけでなく、まさにサイケデリックなどという言葉を遥かに超越をした活動を続けています。Pablo Picassoだったり岡本太郎、あるいは現存する芸術家で日本で言えば、私は横尾忠則さんのような方、そのようにも思います。後ほどまたElton John、その他の楽曲、お届けするとして、続いては1976年、大変に懐かしいAl Stewart "Year Of The Cat"。

M2.Al Stewart – Year Of The Cat 1976

1976年 Al Stewart "Year Of The Cat"をお聴き頂いています。意外に思われるかもしれませんが私はコンサートであったり映画、あるいは演劇、こうしたものには殆ど足を運ばないんですね。Al Stewart、5月に日本に来日をしたことも今回選曲をしていてはじめて知ってしまいました。Al Stewartにとっては7枚目のアルバム"Year Of The Cat"、プロデューサーはAlan Parsonsです。4月5日の日にもAlan Parsons Projectお掛けしました。元々アビー・ロード・スタジオのエンジニア。Al Stewart自身は1945年にグラスゴースコットランドで生まれ、そして66年にシングル・デビュー。67年に最初のアルバムを出しています。アコースティックでありながら少し控え目な洗練、こうした感じはBoz Scaggsの"Silk Degrees"にも通ずるものがあるかもしれません。ジャケット・デザインはHipgnosis。"Year Of The Cat"お聴き頂いてます。
そして続いては1984年のAl Stewart "One, Two, Three"。

M3.Al Stewart – One, Two, Three 1984

1984年 Al Stewart、11枚目のアルバム"Russians & Americans"から"One, Two, Three"でした。楽曲自体は80年代の、いわゆるシンセサイザーの打ち込みの音色ではあります。そしてジャケット写真、Russiansの側は字が赤、Americansの側は字が青というデザインであります。曲自体は1965年にLen Barryという人のカヴァーなのですね。そしてこの歌、よく聴いてみると非常に東西対立がなくなった後、もっと言わばGeorge Orwellの『1984』であったり『動物農場』のような管理された社会になってってしまうんだよ、冒頭トントンという音がして、そしてそれはまさに先住の人々であったり、あるいは虐げられた人であったりが"1-2-3"と数えられていく高度消費社会、そして経済的新自由主義を予言するような歌でもあります。
続いては冒頭にお掛けしたElton Johnと長きに渡ってコンビを組んでいたBernie Taupinです。Bernie Taupin、1950年の生まれです。実はElton Johnとは一時期仲違いをして、そして1976年のコンビ解消から7年という歳月を経て再び現在もパートナーであるBernie Taupin。彼のソロ時代のアルバム"He Who Rides The Tiger"、 Bill Champlin、Steve Lukather、Jay Graydon、David FosterJeff Porcaro、こうした人々も参加をしています。Bernie自身が全曲作詞をしたこのアルバムから"Love, The Barren Desert"です。

M4.Bernie Taupin & Elton John – Love, The Barren Desert  1980

"Love, The Barren Desert"『愛 その不毛の砂漠』というタイトルの1980年 Bernie Taupinでした。君はニューヨークに行き、そして僕はL.A.に残るけれども君も僕も決して夢が実現するわけではない、というですね少し哀しいElton Johnと仲違いをしていた時代のBernie Taupinの楽曲でした。

今夜も私、Ya’ssy田中康夫の選曲でお届けしてきた「たまらなく、AOR
お聴きになりたい楽曲を始めとするご提案は

aor@fmyokohama.co.jp

お掛けしたAORの楽曲をジャケット写真と共に紹介するサイトも、
FM yokohama HPの番組紹介ページからどうぞ。

f:id:nippon2014be:20160726223028p:plain

私、田中康夫の新しい公式サイトhttp://tanakayasuo.me/ でも
更なる楽曲の余韻をお楽しみ頂けます。

「たまらなく、AOR」。今回のエピローグは1993年 Elton John & RuPAUL "Don’t Go Breakin’ My Heart"です。Kiki Deeとのデュエットで皆さんにはおなじみであるこの楽曲。Elton Johnは1993年にそれぞれ異なるアーティストとそして異なるプロデューサーの下での楽曲を集めた"Duets"をリリースをしています。Little Richard、Don Henley、Chris Rea、Gladys Knight、Paul Young、Bonnie Raitt、Leonard Cohen、そしてGeorge Michael。この中にKiki Deeも、そしてまたRuPaulは"Don’t Go Breakin’ My Heart"で参加をしています。ジョージア州アトランタの出身のRuPAUL。本名Andre Charlesはニューヨークのナイト・クラブ・シーンの花形でもありました。MadonnaあるいはZicoといったニック・ネームだけで呼ばれるアーティスト、これをモニニムと呼びますがこのRuPaulもその一人であります。

来週も、火曜から水曜へと、またひとつ、曜日が前へと進む時間帯に、みなとみらい横浜ランドマークタワーから、あなたの元へ、クワイエット・ストームな音色を、お届けしましょう。1993年 Elton John & RuPAUL "Don’t Go Breakin’ My Heart"。

それではまた。

M5.Elton John & RuPAUL – Don’t Go Breakin’ My Heart 1993

W/Lyrics

Don't go breaking my heart
I couldn't if I tried
Honey if I get restless
Baby you're not that kind
Don't go breaking my heart
You take the weight off me
Honey when you knocked on my door
I gave you my key
Nobody knows it
When I was down
I was your clown
Nobody knows it
Right from the start
I gave you my heart
I gave you my heart
So don't go breaking my heart
I won't go breaking your heart
Don't go breaking my heart
And nobody told us
'Cause nobody showed us
And now it's up to us babe
I think we can make it
So don't misunderstand me
You put the light in my life
You put the sparks to the flame
I've got your heart in my sights

 

 

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