新宿アルタ前:田中康夫街頭演説 2016年06月24日

 


 

 

アルタ前をご通行の皆さんこんにちは。一昨日から始まりました参議院選挙東京選挙区から立候補致しました私田中康夫でございます。アルタと言えばその昔、タモリさんと一緒に『笑っていいとも!』に出ていたのは1981年からでございますね。新宿、1980年代は高度経済成長、こういうよりも高度消費社会でございました。そして今日本は超少子・高齢社会になってます。私の7つの公約、約束、今お手元に、皆さまにお配りを致しております。

 

この7番目に書いてあるのは乳幼児から大学までの教育完全無償化であります。本来これはもうヨーロッパのいくつかの国で行っている事です。でも日本では一向にそうした事を述べる候補者や政党が現れていません。ヨーロッパでできるけれども日本の人口だからできないと言うならば日本でできることはアメリカでもインドでも中国でも出来ないという事になってしまいます。なぜ乳幼児から大学までの教育の完全無償化、ヨーロッパでできる事が日本ではできないのでしょう。その事を本来教育や福祉が大事だと言っている人々がなぜ言えないのか。それはあまりに、今申し上げた乳幼児から大学までの教育完全無償化が分かり易いシンプルな制度だからです。今言われてるのはなんでしょう皆さん。奨学金の額を増やしましょうとか奨学金の返済を免除しましょう、これは古めかしい労使のベア交渉みたいなもんです。奨学金の額を増やした減らした返済を免除するかしないか。そこには裁量行政と呼ばれる官僚の出番が出てきてしまいます。そして裁量行政を実現する為に正に族議員や族団体という人達が蠢き始める。更には奨学金の返済を免除する為の機構ができてそこに天下りの人達が出てきてしまいます。

 

本来私達の社会はガラス張り、私が(ガラス張りの)知事室を作ったようにオープンである事、そしてシンプル、分かり易い事そして理に適っている事、フェアである事。けれどもこうした事は制度として受け入れられないのは既得権の人達が反発をするからです。私は地域主権の確立そして中央集権と既得権益の打破という事をずっと行ってきました。国政政党おおさか維新の会もそれは同じ頂を目指しています。

 

いくつか(チラシに)書いた中でお話します。皆さんは例えば、私達は乳幼児の保育あるいは高齢者の介護に関して2つの提案をしています。1つは宅幼老所です。宅幼老所というのはデイサービスと、そして保育所を一緒に一つ屋根も下で行うという事です。しかもそれは新築の建物じゃなくて商店街の空いたお店あるいは住宅街の空いたお家を使うということであります。何故ならば東京の皆さんは今空き家の率が12パーセントを越えています。その中には十分使える建物があります。今までの日本の福祉はデイサービスや保育所でも新築の建物を、しかも4000万円以上の立派な建物を造らないと国は補助金をびた一文も出さないという形でした。そんな事では福祉もハコモノ行政です。その結果が1000兆円を超える借金になってしまいました。そして今税金を上げなければ福祉を低下させると福祉を維持したければ税金を上げるぞという不毛な二元論になっています。信州・長野県ではこうした空き家を改修をして最初にデイサービスを行いました。そこに保育士の資格のある人が来れば0歳から就学までのお子さんを一緒にお預かりする事ができる。おじいちゃんおばあちゃんとお孫さん世代が一緒にお昼ご飯を食べてお昼寝をする。それはお互いの元気の素を貰える形です。これを信州・長野県では350箇所設けました。国にはその制度が当初ありませんでした。私が衆議院議員時代に働きかけて制度ができたのですが、統一したパンフレットが未だにできていません。何故だかわかりますか?厚生労働省のなかで老人の部門を扱うのは老健局といいます。乳幼児の、子育ての問題を扱うのは雇用均等・児童家庭局といいます。雇用の問題と一緒になっているわけです。この縦割り行政に横串を挿すという事が大切な事です。

 

 

この東京は2020年オリンピックの年から人口が減少していきます。そんななかで超少子・高齢社会、子育ての支援をどうするのか。フランスには保育ママという制度があります。日本にも同じ言葉がありますけれども似て非なるものです。何故ならフランスは子育て経験の人は60時間講習を受けると国の資格を取ってご近所のお子さんを最大3人までご自宅でお預かりする事ができる。これが保育ママです。フランスでは子育て経験が60時間講習を受けてもらうと保育の資格が取れます。そしてご自分のお家で保育を行うことができる。日本には今保育士が足りないわけではありません。保育士の資格を持ってるけれども働いていないという数が68万人もいます。何故か。それは自分の子育てをしている。保育の現場に携われば月曜日から金曜日土曜日まで朝早くから夜遅くまでしなくちゃいけない。でも保育ママの制度をいれればご自分の保育をしながら同時にあと2人お子さんをご一緒に保育する事ができます。フランスではこうした保育ママ制度が担っているのが全体の7割を占めています。私はフランスのこの保育ママの制度をいれる。そしてデイサービスと託児所を一緒にした宅幼老所を行う。今の日本はハコモノを造るのではなく知恵を使うということが必要であります。そうした内容がこのチラシの中に公約として掲げてあります。ホームページtanakayasuo.meをご覧に頂きますと

 

 

 

その中には様々な内容が載っています。またホームページではこうした街頭の演説をリアルで配信をし、また文字起こしもしております。是非どうぞご覧頂きまして、私田中康夫守るべき人を間違えません。今の政治は強気を助け弱気を挫くような形になっています。そうではなくて私達一人ひとりが微力かもしれない。けれども一人ひとり願っている方向を目指して無力じゃない。それが私は日本を再び元気にさせるという事だと思っております。

 

 

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