2016年09月13日 FM YOKOHAMA「たまらなく、AOR」 ジョニー・ギル特集 ニュー・エディション/ボビー・ブラウン/ホイットニー・ヒューストン

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昨日から今日へと、
曜日はJST日本標準時で水曜日へ。
一つ、前に進みました。

今週も、ようこそ「たまらなく、AOR」の世界へ。

1970年代半ばから80年代、そして90年代の初頭まで。
私たち、一人ひとりが、光り輝いていた時代の音楽。AOR

それは、所謂「イデオロギー」とは無縁の、
都会的で、洗練された、しなやかなメッセージ。
慎み深いディーセントな誇りを抱いて、日々、
世の中と向き合い続ける貴方の1日の終わりに、
クワイエット・ストームな癒(いや)しを、届けてくれる
「たまらなく、アーベイン」な音色。

AOR
それは、セピア色になりかけていた私たちの記憶のアルバムに、
ささやかだけど、確かな息吹を与えてくれる勇気と希望のメロディー。
それぞれの楽曲を聴く度に、一つひとつの想い出が、ほのかに蘇ってきます。

私たち一人ひとりは微力かも知れない。でも、決して無力な訳じゃない。
今晩は。田中康夫です。
5千枚あまりのYa’ssyレコードコレクションの中から
選(よ)りすぐりの楽曲を
ゆったりと、しっとりとお聴き頂く、
2年目を迎えた「たまらなく、AOR」。
クワイエット・ストームな今夜のプレリュードとしてお掛けするのは1990年、ジョニー・ギル、My, my, my。

 

M1.Johnny Gill – My, My, My 1990

live Ver.

若干十六歳でデビューしたジョニ・ギル。彼がモータウンから1990年にジミー・ジャム、テリー・ルイス、そしてL.A.リード、ベイビー・フェイス、四人の共同プロデュースで出したアルバムからMy, my, myでした。彼はこのデビューした当時、1983年フレディー・ペレンのプロデュースでCotillionレーベルから出た楽曲、Youを12月9日、昨年お掛けしています。今日はこのジョニー・ギルをキーワードに彼にまつわる人々の楽曲をお聴き頂ければと思います。
続いては1985年、同じくジョニー・ギル、Because of you。

 

M2.Johnny Gill – Because Of You 1985

ステイシー・ラティソーと一緒のデュエット・アルバムを1984年に出した翌年、CotillionレーベルからのChemistryと題するアルバムの中からBecause of you、ジョニー・ギルでした。このジョニー・ギルは1989年、ニュー・エディションと呼ばれる元々はボストンで結成をされたグループに入ります。1983年にシングルのCandy girlでデビューをしているグループですが、MCAから発売になります。そして、このグループにいたのが皆様ご存知、ボビ男のボビー・ブラウンボビー・ブラウン、1986年に脱退をし、そして入れ替わる形でジョニー・ギルが入ったニュー・エディション。
続いては二曲。1985年、ニュー・エディション、With you all the way。そして1993年、ボビー・ブラウン duet with ホイットニー・ヒューストンで、Something in common。どうぞ。

 

M3.New Edition – With You All The Way 1985

W/Lyrics

Live Ver.

M4.Bobby Brown & Whitney Houston – Something In Common 1993

Live Ver.

.


ジョニー・ギルが加盟する前の1985年、ニュー・エディション、With you all the way。そして、その当時加盟をしていたボビー・ブラウンホイットニー・ヒューストンとデュエットで1993年、Something in commonをお掛けしました。ボビー・ブラウンは、彼はその後1988年にDon't Be Cruelという大変なヒット・アルバムを出しています。日本でもダンス甲子園と呼ばれるような時代にはM.C.ハマーとボビー・ブラウンは並び賞される神だったのかもしれませんが、彼自身の生活というものはホイットニー・ヒューストンと結婚をし、そして一人の娘が産まれますが、DVであったりあるいはクスリであったり、さまざまな形の中で転落をしていきます。1996年にニュー・エディションが、まさにニュー・ニュー・エディションとしてアルバムを出したタイトル。ここにもボビーが参加をしていますが、Home Againというタイトルであるのも、ある意味では何か喜びも悲しみも幾年月という感じがしなくもありません。

今夜も私、Ya’ssy田中康夫の選曲でお届けしてきた「たまらなく、AOR
お聴きになりたい楽曲を始めとするご提案は

aor@fmyokohama.co.jp

お掛けしたAORの楽曲をジャケット写真と共に紹介するサイトも、
FM yokohama HPの番組紹介ページからどうぞ。

田中康夫 たまらなく、AOR blog画像

私、田中康夫の新しい公式サイト http://tanakayasuo.me/ でも
更なる楽曲の余韻をお楽しみ頂けます。

「たまらなく、AOR」今回のエピローグは、1992年、ホイットニー・ヒューストン、 Run to youです。さきほどご紹介をしたボビー・ブラウンと結婚をし、そして2012年に48歳の若さで亡くなったホイットニー・ヒューストン。元々はNYの川を渡ったニュージャージー州のニュー・アークの出身です。所謂、ゴスペルの聖歌隊に入り、母親がシシー・ヒューストンという歌手であった事もあり、そして十代の頃からモデルとして、そしてチャカ・カーンのバック・ヴォーカルを務めた彼女は、クライヴ・デイヴィスが目をかけ、そしてアリスタ・レコードと契約をします。歌手だけでなく、も元モデルであり、そして女優としても活躍した彼女。デイヴィッド・フォスターがアルバムを担当した映画『The Bodyguard』の中でこの楽曲、Run to youを歌っています。

来週も、火曜から水曜へと、またひとつ、曜日が前へと進む時間帯に、みなとみらい横浜ランドマークタワーから、あなたの元へ、クワイエット・ストームな音色を、お届けしましょう。1992年、ホイットニー・ヒューストン、まさに彼女の想いかもしれません。Run to you。

それでは、また。

M5.Whitney Houston – Run To You 1993

W/Lyrics

I know that when you look at me
There's so much that you just don't see
But if you would only take the time
I know in my heart you'd find
A girl who's scared sometimes
Who isn't always strong
Can't you see the hurt in me?
I feel so all alone

I wanna run to you (oooh)
I wanna run to you (oooh)
Won't you hold me in your arms
And keep me safe from harm
I wanna run to you (oooh)
But if I come to you (oooh)
Tell me, will you stay or will you run away

Each day, each day I play the role
Of someone always in control
But at night I come home and turn the key
There's nobody there, no one cares for me
What's the sense of trying hard to find your dreams
Without someone to share it with
Tell me what does it mean?

[chorus]

I need you here
I need you here to wipe away my tears
To kiss away my fears
If you only knew how much...

[chorus]

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