2016年11月29日 FM YOKOHAMA「たまらなく、AOR」Best Of British Funk/ラー・バンド/シャカタク/レベル42/

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昨日から今日へと、
曜日はJST日本標準時で水曜日へ。
一つ、前に進みました。

今週も、ようこそ「たまらなく、AOR」の世界へ。

1970年代半ばから80年代、そして90年代の初頭まで。
私たち、一人ひとりが、光り輝いていた時代の音楽。AOR

それは、所謂「イデオロギー」とは無縁の、
都会的で、洗練された、しなやかなメッセージ。
慎み深いディーセントな誇りを抱いて、日々、
世の中と向き合い続ける貴方の1日の終わりに、
クワイエット・ストームな癒(いや)しを、届けてくれる
「たまらなく、アーベイン」な音色。

AOR
それは、セピア色になりかけていた私たちの記憶のアルバムに、
ささやかだけど、確かな息吹を与えてくれる勇気と希望のメロディー。
それぞれの楽曲を聴く度に、一つひとつの想い出が、ほのかに蘇ってきます。

私たち一人ひとりは微力かも知れない。でも、決して無力な訳じゃない。
今晩は。田中康夫です。
5千枚あまりのYa’ssyレコードコレクションの中から
選(よ)りすぐりの楽曲を
ゆったりと、しっとりとお聴き頂く、「たまらなく、AOR」。

クワイエット・ストームな今夜のプレリュードとしてお掛けするのは、1985年、ラー・バンド、Clouds across the moon。

M1.Rah Band - Clouds Across the Moon 1985
PV

PV Extended ver.

W/Lyrics

昨年10月27日にTears and rain、そして今年の7月19日にはSorry doesn’t make it anymoreを既にお掛けしているラー・バンド。

Rah Band - Tears And Rain 1983

Rah Band - Sorry Doesn't Make It Anymore 1985

お聴き頂いた1985年のClouds across the moon、火星へと向かう宇宙船の飛行士。そこに妻が電話をします。この(彼女の夫である)P.R. ジョンソン、しかし電波状態が悪く途中で電波が途切れてしまう。「じゃあまた来年だ」という・・・、この秀逸なミュージック・ヴィデオもURLをホームページでご紹介致しましょう。

続いては二曲。1982年、シャカタク、Night birds。そしてEasier said than done。

M2.Shakatak - Night Birds 1982

Extended ver.

Live ver.

M3.Shakatak - Easier Said Than Done 1982

Extended ver.

Live ver.

今お聴き頂いている1982年、Easier said than done。「言うは易く行うは難し」、シャカタク。彼らは元々デビュー前の、通販でレコードを売ってくれていた「RECORD SHACK」というお店に感謝を込めてシャカタクと付けたと言われています。昨年復刻をした私の『たまらなく、アーベイン』。この100枚のアルバムを、そして3000枚近くのアルバムをご紹介している、この中の一番最後に"Best Of British Funk"というコンピレーション・アルバムをご紹介しています。このシャカタクであったり、あるいはこの後続けてお掛けするレベル42、こうしたブリティッシュフュージョン・ポップ・ファンク、ポリドール・レコードから当時出ていて、非常に評価をされます。都会的な、洗練された、そして控えめな、ディーセントな音楽だと思います。

そしてレベル42。彼らはイングランドの一番南のワイト島の出身です。ワイト島というと私はミッシェル・デルペッシュのWight is wightという曲であったり、あるいは、ビートルズのWhen I'm sixty-four、ポール・マッカートニーの作品。あるいはTicket to ride(涙の乗車券)というのも、このワイト島の(本土からホーヴァークラフトが到着する)港(のある町がRydeという名前で)rideに掛けているんですね。(https://en.wikipedia.org/wiki/Rydeウッドストックと並んで、1968年から1970年にかけて非常に多くのアーティストが参加をしたワイト島の音楽祭。そして再び2002年に復活した音楽祭。現在はボン・ジョヴィブルース・スプリングスティーン、そしてレッド・ホット・チリペッパーズといったアーティストが参加をしています。

そのワイト島出身の1981年、レベル42、Starchild

M4.Level 42 - Starchild 1981

Extended ver.

Club Mix

風光明媚な小さな島ワイト島に、1970年の音楽祭の際には60万人が訪れたという。レナード・コーエンジミ・ヘンドリックスマイルス・デイヴィス、ムーディー・ブルース、ザ・フー、ドアーズ、ジョーン・バエズ・・・多くの人々が参加をしました。
そのワイト島出身、レベル42、1981年、Starchildでした。

今夜も私、Ya’ssy 田中康夫の選曲でお届けしてきた「たまらなく、AOR
お聴きになりたい楽曲を始めとするご提案は

aor@fmyokohama.co.jp

お掛けしたAORの楽曲をジャケット写真と共に紹介するサイトも、
FM yokohama HPの番組紹介ページからどうぞ。

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そしてRadikoのタイム・フリーでは来週まで一週間、番組を再び味わって頂けます。

詳しくは更なる楽曲の余韻もお楽しみ頂ける、私、田中康夫の公式サイト http://tanakayasuo.me/ をご覧下さい。

たまらなく、AOR、今回のエピローグは1985年、ラー・バンド、Perfumed garden。リチャード・アンソニー・ヒューソン、ビートルズのLet it beのアレンジをしたり、あるいは1971年、トレイシー・ハイドマーク・レスターが主演をしてアラン・パーカーが脚本を書いた『小さな恋のメロディ』、このRomance theme in Fも彼の楽曲です。


今日、最後にお掛けするのは「たまらなく、AOR」の冒頭のテーマ曲としても使わせて頂いている名曲です。

来週も、火曜から水曜へと、またひとつ、曜日が前へと進む時間帯に、みなとみらい横浜ランドマークタワーから、あなたの元へ、クワイエット・ストームな音色を、お届けしましょう。1985年、ラー・バンド、Perfumed garden。

それでは、また。

M5.Rah Band - Perfumed Garden 1985

W/Lyrics

come with me and we'll ride
thru the perfumed garden of the night

come with me and we'll glide
down the scented valleys of delight

the night fills with
starlight as we race thru
the sky towards the dawn

the world catches
fire with a burning
desire like a storm
in a perfumed garden born

come with me and we'll fly
to a starlit heaven in the sky

come with me and we'll sail
on a moonlit river far away

the night fills with
starlight as we race thru
the sky towards the dawn

the world catches
fire with a burning
desire like a storm
in a perfumed garden born

come with me and we'll ride
thru the perfumed garden of the night

come with me and we'll glide
down the scented valleys of delight...

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