◎文字起こしby朝吉@o2106様
私が朝起きてすることはトイプードルのロッタというもう4歳になったちょっとおしゃまな女の子のお散歩。今は5時から30分程度、ちょっと冬になると6時ぐらいにお目覚めになる(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 21, 2014
僕は学園紛争の後の世代で、文化は芸術院の建物からだけでなく渋谷、歌舞伎町、浅草からも出てくる。そこにいる人を描いて生き方としてどうなのかという議論になればいいと思い「なんクリ」を書いた(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 21, 2014
「なんクリ」は僕が留年した大学5年生の時に大学の図書館で書いた。それで文芸賞の締め切りの日に書き終えて、慌てて注もつけて郵便で応募した(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 21, 2014
羊頭狗肉のような朝三暮四みたいな、いずれは消費税を上げるのに「消費税上げません」って自民党から共産党まで同じスローガンを掲げて戦うって不思議な世の中になってきそうだ(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 21, 2014
僕は新し物好きなので81年ぐらいに自動車電話をつけた。女の子にも電話できるし、昨日は事故を目撃して警察や消防にすぐ電話した話をすると、横澤彪さんタモリさんから君、贅沢だよ〜とたしなめられた(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 21, 2014
新し物好きの僕が自動車電話を取り付けた時、作家をしていたからそこに原稿の催促の電話が入った。当時、FAXが普及しておらず編集部にすら無い状態だから、変種者が原稿を直接取りに来る時代だった(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
僕らが学生の頃、渋谷のハチ公前でデートの待ち合わせをして30分相手が来なくてもバックれられたのか、もしかしたら、どこかで事故に遭ったのかを連絡すら取れなかった(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
今はとても便利かもしれないが、夜中に入ってきたラインを未読のまま中学生が朝、学校に行ったらいじめられちゃうかもしれない。この30年間の進歩は便利なのか、束縛なのか…(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
昨日も家内と地下鉄に乗ると、みんなずっとスマホをいじっている。僕は電車の中は他の人の様子を見るのが楽しいじゃないと言うと、今そうやって見てたらストーカーって言われかねないご時世よみたいなね(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
「なんとなく、クリスタル」には膨大な442もの注がある。あれは分からない東京の地名や物、説明がなければ他の人には分からない閉ざされた物語になってしまうと思ってつけた(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
「なんとなく、クリスタル」の一番後ろにつけた当時厚生省の発表した現在と将来の日本の出生率と高齢化率を見た時に、今の日本は右肩上がりの量の拡大ではいかないのかもしれないと思った(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
私たちは豊かな世代として生まれてきたけど、豊かさを量の拡大から質の充実とか、あるいは人の温もりとか…数字に換算できないような確かさは何かを考えなければならないと思った(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
私たちの質の充実や人の温もりという数字に換算できないような確かさを物語の中に書ききれないから注をつけた。この注は日本のメディアは多く取材に来てちやほやしたけど誰も最後の部分は言及しなかった(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
海外のメディアは僕が「なんクリ」の最後で現在と将来の出生率と高齢化率について取材した事をキチンと纏めて書いた。現在、当時の衝撃的な予測が楽観的な予測となり、もっと悪い方向へ進んでいる(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
先日、内閣の閣議決定で日本は今後50年後も100年後も1億人を維持するという。日本の出生率は1.41、人口が横ばいのためには2.07必要。2.07を維持している先進国はないのにおかしな日本(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
今の主婦を始め私もいいと思っているスローフードや伊仏の人口6千万人程度で貧しい方もいるが、私たちの憧れる部分もある。1億人維持を否定しないが6千万人案という選択肢を提示する事も行政や政治だ(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
「33年後のなんとなく、クリスタル」のヤスオと称する人が狂言回しのように出てきてロッタという犬と散歩するシーンから始まる。主人公たちが結婚や離婚等を通してヤスオと話をしながら物語が展開する(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
「なんクリ」で登場した由利も今回は55歳で登場。前作はモデル学生で、その後モデルを辞めて外資系化粧品会社の広報してたけど、少し海外留学したり、色んな事をしながら社会貢献について悩んだりする(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
「33年後のなんとなく、クリスタル」は11月25日に河出書房新社から発売。表紙の帯にはなかにし礼さん、浜矩子さん、高橋源一郎さん、壇蜜さん等10人ぐらいが推薦文を書いてくれて虎の威を借る…(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
33年前と比べ激変した世の中。微力だけど、無力じゃない思いを持ち、できる時にできる事をできる人ができる所でできる限りする事を主人公たちが考えていく「33年後のなんとなく、クリスタル」(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014
今はいろいろ便利になって編集者からメールで依頼があって極論すれば単発の原稿を書く時に最後までメールのやり取りで電話でありがとうございましたといった会話による話がない(田中康夫さん、H26.11.22) @loveyassy @tim1134 #knb738
— 朝吉 (@o2106) November 22, 2014