2015年04月27日 東京MX 「モーニングCROSS - 論より証拠 サンダーバード隊こそ真の積極的平和主義」
2015年04月27日 東京MX 「モーニングCROSS - 論より証拠 サンダーバード隊こそ真の積極的平和主義」
◎共同通信速報◎
日本の援助隊が28日の活動終了 僅か2時間で終了 生存が見込まれる72時間後どこか75時間後 【カトマンズ共同】日本の国際緊急援助隊は28日、ネパール・カトマンズでの救助活動を終了した。生存者や遺体の発見には至らなかった。2015/04/28 22:14
日本の援助隊が活動開始 なんと地震発生72時間後の作業開始 【カトマンズ共同】ネパールに到着した日本の国際緊急援助隊の救助チームが28日午後(日本時間同夜)、首都カトマンズ中心部の倒壊した寺院跡で捜索活動を始めた。2015/04/28 20:02
日本の国際緊急援助隊がネパール到着 【カトマンズ共同】ネパール大地震で支援活動をする日本の国際緊急援助隊の救助チームは28日、ネパールの首都カトマンズに到着した。04/28 15:09
自衛隊110人をネパールに派遣へ 政府は28日、ネパール大地震を受け、自衛隊約110人を国際緊急援助隊として同国に派遣すると発表した。第1陣の部隊約20人が、28日の深夜に首都カトマンズに向けて日本を出発する。4/28 03:23
日本の国際緊急援助隊の航空機、ネパール着陸断念 【カトマンズ共同】カトマンズの日本大使館によると、日本の国際緊急援助隊を乗せた航空機は27日夜、ネパールの空港の混雑のため着陸を断念、インド・コルカタに再び引き返した。28日朝、ネパールに再度、向かう予定。4/27 22:31
日本の援助隊乗せた航空機が再びネパールへ出発 ネパール大地震で、日本の国際緊急援助隊の救助チームを乗せた航空機が27日午後、再びネパールに向けてインド・コルカタの空港を出発したことが分かった。外務省関係者が明らかにした。4/27 20:09
日本の援助隊、ネパール入りできず ネパール大地震で同国の首都カトマンズに向かっていた日本の国際緊急援助隊の救助チームは27日午後、搭乗した航空機が空港の混雑のため着陸できず、ネパール入りできなかった。インドのコルカタの空港で給油している。外務省関係者が明らかにした。4/27 18:58
[堀]さあ田中さん、テーマの発表をお願いします。
[田中]はい。まぁ冒頭でも少し述べたけども、論より証拠でね。以前もお話をした、天変地異が起きたときに真っ先に駆け付けて、具体的に縦割り行政の垣根を越えて人道支援をする、このサンダーバード隊を日本が行うという事こそ、真の、私は「積極的平和主義」じゃないの?っていうお話です。
[脊山]25日にネパールを中心に襲ったマグニチュード7.8の地震で、日本政府の緊急救助隊およそ70名がネパールの首都カトマンズに向けて出発しました。
[堀]さて、救助隊の構成メンバーですが、現在、警察庁、総務省消防庁、海上保安庁、国際協力機構で構成。緊急救助要員をはじめ、救助犬も含まれています。72時間という一つの基準になる時間がありますね。建物の、崩れた建物の下敷きになっている方もまだいらっしゃいます。他の国との対応は、インドと中国の救援隊は現地入りしています。アメリカは災害支援対策チームの派遣を表明しています。更に緊急措置で100万ドルの資金拠出も決定。EUも支援を表明しているということです。
[田中]で、こういうものはきちんと統制を取った上で行かなきゃいけないんだとかね、人数の多寡じゃないんだというツイッターがいくつかありました。まさに仰るとおりではある。でも、これは今、情報戦でもあるんですよ。人をどのように救えるかということ。で、これを見て頂くと、日本は昨日の夜、政府が外務省を通じて発表したのは、2500万円の緊急物資支援をしますと言ったんです。で、それに対して、なんだよと、中国はどうだよ、っていう人達がいますけども、でも客観的に言えば中国は、政府と赤十字で4億7500万円の支援ですと。しかもこれは具体的に発電機を始めとするモノを送りますと、言っているわけね。で、じゃぁインドは地震が起きた日から翌日までに、(日本よりも距離は)近いかもしれないけど、で、確かにインドもネパールに対して上から目線だった歴史はあるかもしれない。でも500人の人を空輸してインドの病院に連れて行ってる。で、翌日(にあたる)昨日(26日)は10機の飛行機でピストン輸送している。で、同時に医療チームだけでなくて、いわゆるインフラを整備する工兵隊の部隊が入っている、というのは事実としてあるわけ。で、そうすると一方でAIIBで一緒にやりながらも、中国とインドというのは拮抗をしている、じゃぁ、その中国が昨日の朝の6時、日本時間の朝6時の段階で70人近い人間を救助犬と一緒に送ってる。で、日本は残念ながらそれより半日遅れてしまってるわけですよ。で、それはね、やはり競争ではなくて、どんなことが出来るか。最初に旗を立てた所といのは報じ易いわけですよ。
日本 2500万円(26日 20:42 共同通信配信)
中国 3億8000万円(政府)+9500万円(赤十字会)=4億7500万円 (26日 20:58 時事通信配信)
日本 26日17:50JST成田出発 28日正午段階でも未着 28日15時過ぎに空港へ到着中国 26日06:00JST北京出発 26日06:00JST北京出発 26日午前段階で到着⇒救援活動開始
印度 25日~26日早朝 被災者500人をニューデリーへ空輸
26日 航空機10機 医療チーム、救助隊、インフラ復旧工作隊人民網日本語版26日(日)12:41配信記事
中国の国際救援チームがネパールへ 人道的支援を展開
http://j.people.com.cn/n/2015/0426/c94475-8883812.html
ネパール政府からの要請を受け、中国政府は中国国際救援チームをネパールに派遣し、人道的支援を実施することを決定した。26日朝5時、救援チームは北京首都空港に集合した。救援チームは、中国地震局震災緊急救援司の趙明司長率いる、62人の経験豊富な隊員(捜索救助隊員、医療隊員、地震専門家、技術スタッフ)からなり、大部分の隊員は四川省ブン川、青海省玉樹、四川省芦山、日本、ハイチ、パキスタンなど国内外の地震の救援作業に複数回参加した経験を持つ。救援チームは捜索・救助・医療などの関連設備と災害救助犬6匹をつれ、民間チャーター機で首都空港を出発2500万円相当の援助物資 日本政府 ネパールに供与 共同通信 4月26日(日)20:48配信記事
政府は26日、大地震の被害を受けたネパール政府の要請を受け、国際協力機構(JICA)を通じてテントや毛布など2500万円相当の緊急援助物資を供与することを決めた。外務省が明らかにした。
朝日新聞26日(日)18:08配信記事
政府の国際緊急援助隊が出発 ネパール地震政府の国際緊急援助隊・救助チーム約70人が26日午後5時50分過ぎ、
チャーター機で成田空港を出発した。タイのバンコク経由でカトマンズに入る予定。隊は警察庁、総務省消防庁、海上保安庁、国際協力機構で構成。
救急救助要員をはじめ、救助犬も含まれている。
ネパール政府からの要請を受け、政府が派遣を決定した。
大規模な援助隊の派遣は、2011年2月のニュージーランド南部地震以来4年ぶり。時事通信26日(日)20:58配信記事
3億8000万円提供=救援隊、ネパール入り-中国
ネパールの大地震で中国外務省は26日、関係省庁との緊急会議を開き、ネパールに対する支援の加速化を確認した。ネパールには同日、中国の国際救援隊が到着。
救援隊は捜索・救助隊員や医療関係者、地震専門家ら計62人。東日本大震災の際も被災地で活動した。
中国赤十字会も500万元(約9500万円)などを提供する。
中国は陸路で援助物資を運ぶため、不通となったチベット自治区とネパールを結ぶ道路の復旧を急ぐ。
ネパール地震:中印が積極支援「地域の盟主」アピール 2015年04月27日 毎日新聞
http://mainichi.jp/shimen/news/20150427ddm007030119000c.html【カトマンズ金子淳、北京・工藤哲】ネパール大地震で、中国とインドが発生直後から救援隊を派遣するなど積極的な救助支援活動に乗り出している。被災者の中に自国民が含まれていることも理由だが、両国ともに「地域の盟主」として、存在感を示す狙いがありそうだ。
インド民放NDTVなどによると、インド政府は25日夜から26日早朝にかけて、ネパールの被災者500人以上を空軍機でニューデリーに運んだ。また、26日には航空機10機をカトマンズに飛ばし、陸軍の医療チームやインフラ復旧の工兵部隊、救助隊、飲料水や食料などを空輸する。
インドのモディ首相は26日のラジオ演説で、「インド国民12億5000万人はネパールの同胞だ。この危機の中で、我々はあなた方と共にいる」と、ネパール国民に呼びかけた。モディ首相はその上で、緊急を要する救出活動や、今後長期間にわたる支援活動を含め「できることはすべて行う」と宣言した。
インドの隣国ネパールは、歴史的にインドの影響が強い国だった。しかし、近年は中国がダムや道路などのインフラ整備を積極的に行い、相対的にインドの力が落ちていた。
中国はネパールだけでなくパキスタンやバングラデシュ、スリランカなどインド洋諸国で港湾を含むインフラ開発を進めており、インド側では「中国軍が使用できるインフラ拠点を整備し、インド包囲網を築こうとしている」との懸念を呼んできた。今回の地震を受け、インドは影響力挽回へ向けた好機と捉えている可能性がある。
一方、中国の習近平国家主席や李克強首相は25日夜、医療隊員や地震の専門家ら62人と6匹の捜索犬などで組織される国際救援隊の派遣を決めた。また、中国中央テレビによると、発電機など2000万元(約3億8000万円)相当の支援物資を送る。
中国政府の国際救援隊派遣は、東日本大震災(2011年)以来初の国外での大規模活動となる。ネパールは中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の加盟国で、中国は救援や復旧で大規模支援を打ち出すことで、ネパールでの存在感を高める狙いもある。26日には王毅外相が財政省や商務省、国家観光局、国家地震局の担当者を集めて緊急対策会議を開いた。
ネパールに駐在する中国資本の企業関係者は2100人余り。さらに春の旅行シーズンのため多くの中国人旅行者がネパールにいる。会議では「事態は深刻」と報告され、ネパール国内の中国人を迅速に帰国させ、テント、発電機、医療施設などの提供を急ぐことを確認した。また、支援物資を迅速に運ぶため、チベット自治区とネパールを結ぶ道路の復旧を急ぐ方針を決めた。
[田中]で、もう一点はね、例えば、これは中国がすぐに配信をした、新華社が配信をして、これがAPであったり日本の共同であったりを通じて、犬が入ってまさにソフトに見せてるわけですよ。で、全員同じ服を着ていますと。
[田中]消防庁、海上保安庁、警察庁のそれぞれの制服じゃないわけね。で、同時にこれ、こうやってわざとかもしれない。でも、なんとなく看護士のような感じの朴訥な女性の写真を使って、これが新華社発でAPで世界中に出てしまう。そうすると日本はじゃぁ、支援はしますと言ったかもしれないけど、昨日、マスメディアも含めて、これだけのことが起きたのに、緊急官房長官会見は開かないんですかと(誰も官邸に訊きもしない)。じゃぁ、日本から飛行機が行くのは遅いにしても、日本は今、こういうことをこういう風にしますというのが絵的にね、国民に対しても世界に対しても見せるということが何故出来ないのかなってのは、私の素朴な疑問なの。で、その意味で言うと、で、今回も警察庁、消防庁、海上保安庁、それとJICAの所帯。で、防衛庁と外務省は調査チームのみを昨日派遣すると決めているわけ。そうすると私は前から言ってるように、天変地異が起きた時に日本でそういうサンダーバード隊という、名前じゃないんですよ、これはテレビの番組の名前だった、で、イメージが沸き易いから私はお話してるので。
[堀]理念として。
[田中]それを行うということが大事なのに、外務省は今までマイアミ、フランクフルト、ヨハネスブルグ、シンガポールに設けていた備蓄基地、そこには発電機とかもあったんです、水もあったんです、緊急物資もあったんです。でもこれは、外務省の予算から消えてしまうわけですよね。で、これはやっぱり「積極的平和主義」を日本が語っていくときに、私はもう一度考えるべきことじゃないのかと。以前にもお話をしたけれども、チリで、(鉱山の崩落事故の際も)天変地異ですから、だから軍隊でなくても出来ること、つまり消防とか救急に我々が親近感を持つのはね、これはしちゃいけない(と国民に命ずる)ってことじゃなくて、前例が無くてもこれを人の為にするんだと。「人を殺しに行く」のではなくて「人を助けに一緒に行く」という発想を私は、一つ旗を立ててパッケージとして見せることが、日本の積極的平和主義にな(る)んじゃないのって、もうこれは、随分、知事の頃から言ってんですけどね。
[堀]まぁね、平和の根幹は人を殺す、人を脅かすことではなくて、人を守ることを、人を救うことですからね。仮に自衛隊が海外に行く最大の目的として、人々を救うということが前面に掲げられるかどうかですよね。
[田中]でも今回も自衛隊は何故か出るように政府は指示してないわけですよ。
未だ自衛隊現地に到着せず ネパール地震、インフラ寸断で救援遅れ 各国隊到着 2015/4/27 13:34 日本経済新聞 電子版
【ニューデリー支局】ネパール中部で発生した大地震を受け、各国の緊急支援チームや国連機関、非政府組織(NGO)などが緊急支援に動いている。食料や医療物資などの配布が始まったものの、物流網や通信の混乱・寸断が支援を妨げるケースも出ている。インドなど近隣諸国を合わせ死者が3300人を超える中、被害拡大を防ぐためにはインフラの復旧が喫緊の課題となっている。
25日までに救援物資や救助隊の輸送や救助の専門家の派遣を開始したインドやパキスタン、英国に続き、26日には中国やドイツ、フランスのほか、アラブ首長国連邦(UAE)やイスラエルなども次々と救助隊を搬送した。国連人道問題調整事務所(OCHA)の報道官は26日、「既に14カ国の医療チームと14~15カ国の捜索・救助隊が現場に向かっている」と発表した。
世界食糧計画(WFP)は既にネパール入りしているスタッフが緊急用のビスケットなどの輸送を開始。世界保健機関(WHO)も医療キットや薬などの提供を始めた。
ネパールの物流インフラの要となっているトリブバン国際空港は地震による影響が比較的少なく、インドなど海外からの救援機が到着している。一方、国外への脱出を望む観光客や市民が空港に押し寄せるなど混乱がみられる。
相次ぐ余震も混乱に拍車をかける。スイスのジュネーブに本部を置く国境なき医師団(MSF)は隣国のインドやベルギーなどから複数の医療チームをカトマンズなどに向けて出発させた。陸路のチームはネパールに到達したが、余震の影響で飛行機が引き返すなど現場入りには困難もみられるという。
発展途上国の貧困問題に取り組むNGO「オックスファム」はネパールの現地駐在スタッフからの声として「電話線は寸断。携帯電話を充電する電気もなく、通信が非常に難しい状態だ」とホームページに掲載した。
インドのムンバイなどから救援隊を出発させた米国のNGO「アメリケアズ」は「水道が止まっているという報告がある。汚水を飲めば、感染症のリスクも高まる」と懸念している。国連はワクチンの不足が当面の大きな問題になっていると指摘する。
[田中]せっかく「3・11」、「1・17」で国民と近づいたはずの。でもそれはやっぱり僕は制服も含めて全部統一をして、命令系統を一つにして、すぐに出られる、そしてそれを世界に言える。
[堀]これは海外に打ち出したら日本のメッセージとしては非常に明確になりますよね。
[田中]同時に、例えばチリの時もね、チリの鉱山が、中で生き埋めにみんながなっちゃったじゃないですか。あの時も実はアメリカは、アフガニスタンで、日本と同じように、水を、灌漑事業をする人達の専門技師をすぐに飛行機でチリに運んで、そしてその人達があの救出を行うわけ。これはやっぱりトルコのエルトゥールル号と同じように、125年経ってもトルコの人が覚えているように。
[堀]助けてくれたと。
[田中]これこそ、日本は、本当の、カギカッコ「平和主義」じゃない、積極的平和主義なのねって言えること。
[堀]そうですね。どうですかこの話。
[田中]小さな予算で出来る話なの。
[経沢]今、秘密保護法の変更があったりだとか色々注目が集まってる話題だと思うので、持ってる力をこういう時にこそすぐに使うっていうことは、ホント仰るように、良いアピールって言うとヘンですけれども・・・。
[堀]いや、理解して貰うのにはね。
[経沢]そうですね。とっても良いことだと思います。人助けの時こそ早く、慎重に考えるべきときは慎重にっていう、助ける時は一秒でも早く動いた方が良いと。
[田中]うん。だから金額の多寡じゃないけど、やっぱり、昨日2500万円出しますよっていうのと、昨日4億7500万円出しますよ。しかもそれで発電しますよって言われちゃうのは、情報戦としてこの写真の絵も含めて我々は謙虚に、悔しかったらこそ学ぶべき点はあるんじゃないんですか?って私はずっと思っているの。
[堀]ありがとうございます。
【関連リンク】 15/3月号 憂国呆談 season2 volume56◆ソトコト15/3月号パリのテロ襲撃事件から、「イスラム国」の存在、話題作『21世紀の資本』、戦後70年の節目まで。
【関連リンク②】新党日本の地上(じべた)十策「10」 「サンダーバード隊」創設!
【関連リンク③】[田中康夫メッセージ] 2007.05.24 憲法9条に「サンダーバード」の役目を via 田中康夫Official Web Site
【関連リンク④】 2010.10.21 戦争を起こさず国益を勝ち取る戦略と戦術 日刊ゲンダイ 連載『にっぽん改国』 via 田中康夫Official Web Site
2015年04月27日 東京MX 「モーニングCROSS 全篇」
- 作者: マイケル・ジャクソン,田中康夫
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
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