2016年10月04日 FM YOKOHAMA「たまらなく、AOR」放送一周年記念特集 ステファニー・ミルズ/ヴィクター・ラズロ/ロバート・パーマー/フレデリック・ナイト/ブッカー・T・ジョーンズ/ポール・パリッシュ

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昨日から今日へと、
曜日はJST日本標準時で水曜日へ。
一つ、前に進みました。

今週も、ようこそ「たまらなく、AOR」の世界へ。

1970年代半ばから80年代、そして90年代の初頭まで。
私たち、一人ひとりが、光り輝いていた時代の音楽。AOR

それは、所謂「イデオロギー」とは無縁の、
都会的で、洗練された、しなやかなメッセージ。
慎み深いディーセントな誇りを抱いて、

日々、世の中と向き合い続ける貴方の1日の終わりに、
クワイエット・ストームな癒(いや)しを、届けてくれる
「たまらなく、アーベイン」な音色。

AOR
それは、セピア色になりかけていた私たちの記憶のアルバムに、
ささやかだけど、確かな息吹を与えてくれる勇気と希望のメロディー。
それぞれの楽曲を聴く度に、一つひとつの想い出が、ほのかに蘇ってきます。

私たち一人ひとりは微力かも知れない。でも、決して無力な訳じゃない。
今晩は。田中康夫です。
5千枚あまりのYa’ssyレコードコレクションの中から
選(よ)りすぐりの楽曲を
ゆったりと、しっとりとお聴き頂く、「たまらなく、AOR」。

今月で2年目を迎えた、クワイエット・ストームな今夜のプレリュードとしてお掛けするのは、1980年、ステファニー・ミルズ、Never knew love like this before。

M1.Stephanie Mills - Never Knew Love Like This Before 1980

W/Lyrics

ジェームズ・エムトゥーメとレジー・ルカースの楽曲。ステファニー・ミルズ、1980年、Never knew love like this before。昨年、10月6日深夜に始まった「たまらなく、AOR」。これは、その初回の三曲目にお掛けした曲です。10月6日の記念すべき一回目は、一番最初にエイドリアン・ガーヴィッツのClassicをお掛けし、ルパート・ホルムズのSpeechlessを。そして、今お聴き頂いたステファニー・ミルズ。そして、四曲目にはレオ・セイヤーのアルバムOrchard RoadからOrchard roadを。そして、五曲目にジョニー・マチス、The best days of my life。まあ、ある意味では、私の初回の選曲が、この「たまらなく、AOR」の流れている、まさに「イデオロギーとは無縁の、しなやかなメッセージ」、こうした楽曲を、この一年間お掛けしてきました。
本日は、昨年の10月から12月までの3ヶ月間にお掛けした中から、メールやツィッター等で、あるいは、私が個人的に皆さんからも評価を頂いた、そうした楽曲をお掛けしようと思います。
二曲目は1985年、ヴィクター・ラズロ、Stories。そして1978年、ロバート・パーマー、Every kinda people。どうぞ。

M2.Viktor Lazlo - Stories 1985
W/Lyrics 

W/Lyrics

M3.Robert Palmer - Every Kinda People 1978
W/Lyrics

live ver.

マルティニーク出身の父親、そしてグレナダ出身の母親の下にフランスのブリュターニュで生れたヴィクター・ラズロ。ファッション・モデルから歌手、そして、いわゆるジャズ・ボサノヴァのフレーバーを効かせた歌声で知られています。そして同じく、ロバート・パーマーも12月1日の回にお掛けしています。元々、ブルー・アイド・ソウルのシンガー、イギリスのヨークシャーで生まれて、イギリス領であるマルタで幼少期を育った。そうしたところがソウルフルな彼の歌声とマッチをしています。このEvery kinda peopleは1978年、全米の16位になった曲で、Every kinda people、まさに、黄色だったり白だったり黒だったり、肌の色とかそういう事じゃないんだよ、っていうこの歌をレクイエム特集でお掛けしました。
続いても二曲です。10月20日にオン・エアーをしたフレデリック・ナイト、1981年、If tomorrow never comes。そして、10月27日にオン・エアーをした1978年、ジェイ・グレイドンをフューチャーしたブッカー・T・ジョーンズ、Let's go dancin'。

M4.Frederick Knight - If Tomorrow Never Comes 1981

M5.Booker T. Jones - Lst’s Go Dancin’ feat.Jay Graydon 1978

ロス・アンジェルスのジュアナ・レコードでソングライターとして、また、レコード・プロデューサーとしてザ・コントローラーズ、さらには1979年のアニタ・ワードの大ヒットRing My Bellを手掛けたフレデリック・ナイト。
そして続いては、テネシー州メンフィス生まれのブッカー・T・ジョーンズ。Booker T.&The MG'sでGreen onionsをはじめとするさまざまな活躍をし、そして1974年にEvergreenを出している彼は、元々はスタックス・レコード、そして本日お聴き頂いたのはA&Mレコードからから出ています。ジェイ・グレイドンがフィーチャーされている、洗練された、まさに新しいAORをブッカー・Tが行なっている、そういう気が致します。

今夜も私、Ya’ssy田中康夫の選曲でお届けしてきた「たまらなく、AOR
お聴きになりたい楽曲を始めとするご提案は

aor@fmyokohama.co.jp

お掛けしたAORの楽曲をジャケット写真と共に紹介するサイトも、
FM yokohama HPの番組紹介ページからどうぞ。

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私、田中康夫の新しい公式サイト http://tanakayasuo.me/  でも
更なる楽曲の余韻をお楽しみ頂けます。

「たまらなく、AOR」。今回のエピローグは、昨年12月29日のラストにお掛けしたポール・パリッシュです。この時は、That's the way of friendsという曲をお掛けしましたが、今回は1977年、同じアルバムの中からSong for a young girlをお掛けしたく思います。ポール・パリッシュ、ミシガン州で生れた彼はヘレン・レディにも楽曲を提供している、その彼の二枚目のアルバムがこのSong For A Young Girl、そしてこの同名タイトル曲です。

来週も、火曜から水曜へと、またひとつ、曜日が前へと進む時間帯に、みなとみらい横浜ランドマークタワーから、あなたの元へ、クワイエット・ストームな音色を、お届けしましょう。1977年、ポール・パリッシュ、Song for a young girl。

それでは、また。

M6.Paul Parrish - Song For A Young Girl 1977

1. Fare thee well - keep in touch
May your life - burn too much
till you're burning like a starry sky

2. Just one wish - then say goodbye
May your wings - fly too high
till in flying you can touch the sky

For though the oceans may be wider
and though the mountains may last longer
Not even heaven will burn brighter
you're not leaving
you're only changing

3. Take good care - God speed you on
May your heart - love too long
till in loving you can loose your way

4. As I sing this song for you
May your dreams - come shining through
till in shining they can light your way

For though the oceans may be wider
and though the mountains may last longer
Not even heaven will burn brighter
you're not leaving
you're only changing

5. Fare thee well - keep in touch
May your life - burn too much
till you're burning like a starry sky
till you're burning like a starry sky
till you're burning like a starry sky

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