2016年10月11日 FM YOKOHAMA「たまらなく、AOR」ブライアン・エリオット/ブルース・ロバーツ/デイヴィッド・ポメランツ/スティーヴ・ギブ/ピーター・マッキャン

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昨日から今日へと、
曜日はJST日本標準時で水曜日へ。
一つ、前に進みました。

今週も、ようこそ「たまらなく、AOR」の世界へ。

1970年代半ばから80年代、そして90年代の初頭まで。
私たち、一人ひとりが、光り輝いていた時代の音楽。AOR

それは、所謂「イデオロギー」とは無縁の、
都会的で、洗練された、しなやかなメッセージ。
慎み深いディーセントな誇りを抱いて、日々、
世の中と向き合い続ける貴方の1日の終わりに、
クワイエット・ストームな癒(いや)しを、届けてくれる
「たまらなく、アーベイン」な音色。

AOR
それは、セピア色になりかけていた私たちの記憶のアルバムに、
ささやかだけど、確かな息吹を与えてくれる勇気と希望のメロディー。
それぞれの楽曲を聴く度に、一つひとつの想い出が、ほのかに蘇ってきます。

私たち一人ひとりは微力かも知れない。でも、決して無力な訳じゃない。
今晩は。田中康夫です。
5千枚あまりのYa’ssyレコードコレクションの中から
選(よ)りすぐりの楽曲を
ゆったりと、しっとりとお聴き頂く、「たまらなく、AOR」。

今月で2年目を迎えた、クワイエット・ストームな今夜のプレリュードは、1978年、ブライアン・エリオット、One last night together。

M1.Brian Elliot - One Last Night Together 1978

2年目を迎えた「たまらなく、AOR」。先週は昨年10月から12月までお掛けした中から選りすぐりの楽曲を再び聴いて頂きました。番組のブログで、ボッド・キャストでおしゃべりを。そしてYa’ssyサイトでは、楽曲の更なる余韻をお楽しみ頂けます。そして、本日は昨年11月3日、文化の日にお掛けした男性のシンガー=ソングライター六人、それぞれ別の楽曲をお聴き頂いています。1978年、ブライアン・エリオット、One last night together。マドンナのPapa don't preachの作者でも知られている彼。このアルバムにはエアプレイのジェイ・グレイドン、TOTOのジェフ・ポルカロ共、参加をしていました。
続いては、1977年、ブルース・ロバーツ、I don’t wanna go。そして、1978年、フランク・ウェーバー、’71。

M2.Bruce Roberts - I Don't Wanna Go 1977

M3.Frank Weber - '71 1978

No more tearsの作者としても知られる、そして、キャロル・ベイヤー・セイガーとの共作が多いブルース・ロバーツ、1977年、I don't wanna goが一曲目でした。トム・ダウトのプロデュース。まあご存知のようにデレク・&・ザ・ドミノスの『いとしのレイラ』のプロデューサーが手掛けているという異色作でもあります。そして、1978年のフランク・ウェーバー、'71。フランク・ウェーバーは1980年の二枚目のアルバムではイーグルスのTake it to the limitをAOR化して歌っています。その後、三十年ぶりに三枚目のアルバムを出しています。ネット上の彼のアルバム、CDの販売コーナーには、多く、私の昨年復刻をした『たまらなく、アーべイン』でフランク・ウェーバーが高く評価をされて、というような行があります。ちょっぴりこそばゆくもありますが、如何でしたでしょうか。
続いても二曲。1980年、デイヴィッド・ポメランツ、The truth of us。そして、1979年、スティーヴ・ギブ、She believes in me。

M4.David Pomeranz - The Truth Of Us
W/Lyrics

M5.Steve Gibb - She Believes In Me

ロング・アイランド生まれのデイヴィッド・ポメランツ、1980年、The truth of usが最初の曲でした。バリー・マニロウのTryin' to get the feeling againをはじめとして非常に多くの楽曲を手掛けている彼は歌手であり作曲家であり作詞家でもあります。二十歳になる前、若かりし頃にはロッド・スチュアートやスリー・ドッグ・ナイト、ドアーズなどのツアーにも前座として参加していたとも言われています。
そして1979年、スティーヴ・ギブ、She believes in me。彼は私の処女作であります『もとクリ』のなかでtell me that you love me、昨年の11月3日にお掛けした楽曲ですが、これを歌詞が本文の中に載っています。これがきっかけで彼のアルバムが日本で発売をされました。以外にもマイアミ・サウンド系のT・Kレコードのクラウズ・レーベルから発売になっています。この楽曲はジョニー・マチスをはじめ、多くの方々にカヴァーで歌われています。
本日は昨年11月3日、「自由と平和を愛し文化をすすめる文化の日」、日本国憲法が公布された日でもありますが、この日に六人の男性のシンガー=ソングライターをお掛けした、それぞれ別の楽曲をお届けしています。

「たまらなく、AOR」お聴きになりたい楽曲を始めとするご提案は

aor@fmyokohama.co.jp

お掛けしたAORの楽曲をジャケット写真と共に紹介するサイトも、
FM yokohama HPの番組紹介ページからどうぞ。

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私、田中康夫の新しい公式サイト http://tanakayasuo.me/  でも
更なる楽曲の余韻をバック・ナンバーを含めてお楽しみ頂けます。

「たまらなく、AOR」今回のエピローグは、1979年、ピーター・マッキャン、Step right upです。ジェニファー・ウォーンズ、ホイットニー・ヒューストン等への楽曲提供でも知られる彼。昨年の11月3日にはall you got to do (君だって出来るよ)という、非常に勇気の得られる歌をお掛けしています。

来週も、火曜から水曜へと、またひとつ、曜日が前へと進む時間帯に、みなとみらい横浜ランドマークタワーから、あなたの元へ、クワイエット・ストームな音色を、お届けしましょう。1979年、ピーター・マッキャン、Step right up。

それでは、また。

 

M6.Peter McCann - Step Right Up

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