Fm yokohamaから今晩は。田中康夫です。
昨日から今日へと、
曜日はJST日本標準時で水曜日へ。
一つ、前に進みました。
今週も、ようこそ「たまらなく、AOR」の世界へ。
1970年代半ばから80年代、そして90年代の初頭まで。
私たち、一人ひとりが、光り輝いていた時代の音楽。AOR。
それは、所謂「イデオロギー」とは無縁の、
都会的で、洗練された、しなやかなメッセージ。
慎み深いディーセントな誇りを抱いて、日々、
世の中と向き合い続ける貴方の1日の終わりに、
クワイエット・ストームな癒(いや)しを、届けてくれる
「たまらなく、アーベイン」な音色。
AOR。
それは、セピア色になりかけていた私たちの記憶のアルバムに、
ささやかだけど、確かな息吹を与えてくれる勇気と希望のメロディー。
それぞれの楽曲を聴く度に、一つひとつの想い出が、ほのかに蘇ってきます。
私たち一人ひとりは微力かも知れない。でも、決して無力な訳じゃない。
今晩は。田中康夫です。
5千枚あまりのY’assyレコードコレクションの中から
選(よ)りすぐりの楽曲を、
ゆったりと、しっとりとお聴き頂く、「たまらなく、AOR」。
クワイエット・ストームな今夜のプレリュードとしてお掛けするのは、1978年、Toto、Georgy porgy。
M1.Toto - Georgy Porgy 1978
1曲目は1978年、Toto、Georgy porgy。今宵はToto、ロス・アンジェルスでスタジオ・ミュージシャンであったデイヴィッド・ペイチ、彼はキーボードそしてボーカルを担当、またジェフ・ポルカロ、ドラムスを中心に結成されたグループです。ただいまの楽曲はスティーヴ・ルカサー、リード・ギターも担当する彼がヴォーカル。デヴィッド・ペイチの楽曲です。続いては2曲。Toto、1979年、99。そして1982年、I won't hold you back。
M2.99 1979
M3.Toto - I Won’t Hold You Back 1982
Toto、2枚目のアルバムHydraの中から1979年、99。これはデイヴィッド・ペイチの楽曲であります。そして1982年、彼らの4枚目のアルバムからI won't hold you back。こちらはスティーヴ・ルカサーが作った楽曲であります。リード・ヴォーカルもスティーヴ・ルカサー。赤いジャケットにTotoのマーキュリーのような蛇がとぐろを巻いているような、おなじみのマークなジャケットであります。ロス・アンジェルスのスタジオ・ミュージシャで結成されたToto。当初、非常に日本で人気がありましたので、日本の皆さんご存知のTOTOから取ったのでは?とも言われておりますけれども、元々はラテン語で”total すべて”という意味なんだとかですね、あるいは『オズの魔法使い』の中に出てきた犬の名前がトトだったのでとても覚えやすいかな、発音しやすいかな、ということで付けられたとも言われています。
続いては1986年の楽曲です。Lea。そして同じく1986年、I'll be over you。Toto、彼らの8枚目のアルバム、1986年、Fahrenheitの中から2曲。最初がLea。こちらはデイヴィッド・サンボーンも参加をしています。続いてのI'll be over you。ランディー・グッドラムとスティーヴ・ルカサーの楽曲。スティーヴ・ルカサーがヴォーカル、そしてマイク・マクドナルドも参加をしています。
M4.Toto - Lea 1986
M5.Toto - I’ll Be Over You 1986
Totoはポルカロ三兄弟の2人が既に亡くなり、引き続きデヴィッド・ペイチ、スティーヴ・ルカサー、スティーヴ・ポルカロ、そしてジョセフ・ウイリアムス、こうしたメンバーで現在も活動を再開をしています。
今夜も私、Ya’ssy 田中康夫の選曲でお届けしてきた「たまらなく、AOR」
お聴きになりたい楽曲を始めとするご提案は
お掛けしたAORの楽曲をジャケット写真と共に紹介するサイトも、
FM yokohama HPの番組紹介ページからどうぞ。
そしてRadikoのタイム・フリーでは来週まで一週間、番組を再び味わって頂けます。
詳しくは更なる楽曲の余韻もお楽しみ頂ける、私、田中康夫の公式サイト http://tanakayasuo.me/ をご覧下さい。
「たまらなく、AOR」。今回のエピローグは、1982年、Rosannaです。デヴィッド・ペイチの楽曲、アル・シュミットがレコーディングを担当しています。
来週も、火曜から水曜へと、またひとつ、曜日が前へと進む時間帯に、みなとみらい横浜ランドマークタワーから、あなたの元へ、クワイエット・ストームな音色を、お届けしましょう。エピローグは、1982年、Rosanna。
それではまた。
M6.Toto - Rosanna 1982
All I wanna do when I wake up in the morning is see your eyes
Rosanna, Rosanna
I never thought that a girl like you could ever care for me, Rosanna
All I wanna do in the middle of the evening is hold you tight
Rosanna, Rosanna
I didn't know you were looking for more than I could ever be
Not quite a year since she went away, Rosanna
Now she's gone and I have to say
Meet you all the way, meet you all the way, Rosanna
Meet you all the way, meet you all the way, Rosanna
I can see your face still shining through the window on the other side
Rosanna, Rosanna
I didn't know that a girl like you could make me feel so sad, Rosanna
All I wanna tell you is now you'll never ever have to compromise
Rosanna, Rosanna
I never thought that losing you could ever hurt so bad
Not quite a year since she went away, Rosanna
Now she's gone and I have to say