2018年4月30日 TOKYO MX モーニングCROSS 田中康夫『“都民ファやらせ質問疑惑”保存者名が「ecoyuri」「働き方改革」渡辺ミッチーの至言に拳拳服膺を・アルゴリズムな「意識高い系」が唱えた、「ニッポン凄いゾ論」の終焉。時代は演繹法から帰納法へ!』

 

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18/5月号 田中康夫の新ニッポン論58「ニッポン凄いゾ論の終焉」◆月刊VERDAD-ベルダ

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 [宮瀬茉祐子]去年8月、都民ファーストの会が議会質問を作成する際、参考にした文書ファイルの保存者名が小池知事のツイッターのアカウント名と同一だったことが分りました。これに対し小池知事は27日の定例会見で、「小池百合子 (@ecoyuri) | Twitterというアカウント名は事務所の複数の人間が共有して使っているもの」と説明し自身が質問案の作成に関わった事は無い」と強調しました。 

“都民ファやらせ質問疑惑”保存者名が「ecoyuri」(18/04/27) - YouTube

[堀潤]さあこちらのニュースは男性53%女性47%です。年代別に見ますと30代40代50代比較的上の世代が関心が高いということです。小池氏は知事就任後、都議らの質問を都職員が作成していたことを「馴れ合い」と禁止していただけに、各会派からは「言行不一致」との声が上がっているということなんですね。知事経験者でもあります田中さん。

[田中康夫]だから小池さん自身が「都の職員が質問を書いてた」って言ってたでしょ。多分これ、小池さんになったからこういう事が出てきたんで、他の自治体は、長野県も含めて私がなる前はみんなそうですよ。

[堀]みんなそうだった。

[田中]やったことがない自治体はないと思います。

[堀]慣習だった。

[田中]1個すごい面白い例があってね、書いてもらったのをそのまま読んだんだけど、ふりがなが無くてその議員(統一教会支援の議員だった)が「れいば、霊場ッ」っつったのよ(笑)。

[堀]え?

[田中]「なんだよ?霊感商法かよ?」と思ったら、「例えば」っていう字を職員が書いてたのにふりがなが無かった(ので霊場(れいば)と読んでしまった)・・・。

[一同]ははは(笑)。

[田中]笑い話のような(笑)。

[堀]田中さんはご自身であれですか?

[田中]僕?僕の提案説明ですか?僕の提案説明は自分でもちろん。

[堀]そうですよね。

[田中]まあ、職員が項目は作りますけれども。

*

[堀]さあ、この「働き方改革」ですが、日本人の長時間労働やそして過労死・過労自殺の問題を含めて様々。ただ、大元を正すとアメリカ側からは日本の経済界、そして政界に対しても「日本の労働市場を開放してね。企業の活動しやすくしてね」そういうリクエストがずっと続いてきた中で、そういう面も含まれる「働き方改革」ですけど、肝心要の国会が田中さん動いてないんですが、どうご覧になってますか?

[田中]残念だと思うのは、安倍さんが例えば、「機会があれば柳瀬唯夫さんにも説明をしていただければ」って自分の部下でしょ?「機会があれば」って、国民に対して向いてるのかな?ってのは(みなさん)思うと思う。昔、渡辺美智雄さん(元蔵相・副総理兼外相)って「ミッチーさん」っていう人がいて、失言も多かったっていうけど、彼は「幸いなるかな大衆は愚に見えて賢である。賢明な大衆が分ってくれなければその民権は衰退期に入る」って言ってるんですよ。やはりこの言葉を安倍さんはもう一度拳拳服膺(けんけんふくよう)していただきたいと思う。大先輩の。

[堀]さあそうした中、やや明るいニュース。田中さんは以前より「対話の重要性」というのもこの番組でも再三に渡ってお話しをされていました。

 

2018年3月8日 TOKYO MX モーニングCROSS 田中康夫 朝鮮半島"置いてけ堀"っぽいニッポン外交&経済

田中康夫の「だから、言わんこっちゃない!」Vol.294『頼んだぞ古市憲寿w&三浦瑠麗w(褒め殺し) 「置いてけ堀ニッポン」と看破したイアン・ブレマーの至言を論破してくれ~!』

イアン・ブレマーのツイート 

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[田中]うん。「米朝会談があるであろう」という事をずっと述べてきてましたけど、やはりあの映像だけでなくて「実体のあるパフォーマンスだ」っていうことだと思うんです。

[堀]「実体のあるパフォーマンス」。

[田中]日本は「パフォーマンス」って、本来、「オーディオとか車の性能が良い、費用対効果が良いという事」なのに、日本はなんか「中身がなくてその場を取り繕う」って意味になっちゃうでしょ。彼(金正恩氏)が挨拶で最後に、「虚心に真剣に率直に文大統領と必要な話をし、いい結果を作り出すということを文大統領に申し上げ、記者の皆さんにも申し上げます」と。僕ね、この「記者の皆さんにも申し上げます」ってこれパフォーマンスではでない言葉ですよ、日本的な。

 

平壌から苦労して冷麺を持ってきました」 金正恩氏:朝日新聞デジタル

「今日は関心事について腹を割って話し合い、よい結果を作り出す。我々はかつてのように元に戻ってしまって合意が履行できない結果になるのではなく、心構えをしっかりして、今回を、未来を見通しながら志向性を持って手をつないで歩いていく契機にして、人々の期待にこたえたい。」

 
「今日の晩餐(ばんさん)会のメニューについていろいろ話があるようですが、平壌から苦労しながら平壌冷麺を持ってきました。大統領が気軽に、平壌冷麺を召し上がれるよう遠いところから……遠いと言ったらだめか(笑)。おいしく召し上がってもらえたらいいです。」

 
「虚心に真剣に率直に文大統領と必要な話をし、いい結果を作り出すということを文大統領に申し上げ、記者の皆さんにも申し上げます。」

[堀]確かにね。

[田中]だから実は、彼はスイスに一人で行って、実は地元の学校に入って、多分、「大使館員の子供です」って言ったけどいじめられもあったと思うんです。

[堀]そうか・・・。

[田中]その中で、我々よりももしかしたら大変に欧米の、生活だけでなくて考えを知っている人。

[堀]立ち振る舞いから考えると30代の若者がですよ「なかなかやるじゃないか」という感じがしました。一方で18年前、同じように南北首脳会談があって、当時の金大中(キム・デジュン)さんにはその後ノーベル平和賞も出ました。ただ中々、実態は進まなかった。あの頃とはやはり変わったと見れば良いですか?指導者が。

[田中]中間選挙を控えたドナルド・トランプ氏も含めて、非常にこれは「着地点をきちんと作らなければ」という意思があると思いますね。

*

[堀]さあ田中さん、テーマの発表をお願いいたします。

[田中]はい。昔のフリップも持ってきたんで。

[堀]『アルゴリズムな「意識高い系」が唱えた、「ニッポン凄いゾ論」の終焉。時代は演繹法から帰納法へ!』。

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冷戦終結のような歴史の転換点では、それまでの常識が一夜にして時代遅れになることが繰り返されてきた。

[宮瀬]韓国の文在寅ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮金正恩朝鮮労働党委員長の南北首脳会談が、先週金曜日、軍事境界線のある板門店(パンムンジョム)で開催され、半島の完全な非核化を目標とする「板門店宣言」に署名しました。これを受け、アメリカと中国は「祝福」という言葉を用いて歓迎の意を表明しましたが、日本政府は評価する一方で依然として慎重な姿勢を崩していません。

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[堀]さあ参りましょう。

[田中]「ニッポン凄いゾ論」って、ずっとこの5年4ヶ月ずっと言ってたと思うの。

[堀]テレビ番組もそういうのが増えましたよね。

[田中]うん。でもそれはほら、日本にたくさん良いところはある。でもカレーだってインドからもらって良い意味で換骨奪胎したし、ラーメンだってそうでしょ。だから弁証法でなきゃいけないと思うんですよ。相手を見て自分の足りないところを逆に知る。ところが残念ながら、なんか「見ざる聞かざる、でも他のところはディスりまくり猿」みたいにね、なっちゃったんじゃないか。これを言うとまたお怒りになる方がいるかもしれないけど、お怒りになるっていう事はやっぱり「ちょっと後ろめたいところ」が多分、今あるからですよね。

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田中康夫の「だから、言わんこっちゃない!」vol.267『頭が痛いぜw 国益を毀損する害・無能省の河野太郎ちゃまを一刀両断!』

2018年3月8日 TOKYO MX モーニングCROSS 田中康夫 朝鮮半島"置いてけ堀"っぽいニッポン外交&経済

[堀]確かにね。

[田中]「少子高齢になって日本の経済も・・・」っていう時に「じゃあ今までと違う、どういうものを出せるのかな?」って話をしないと、今までの積み上げをしてっても袋小路かもしれないじゃないですか。ドナルド・トランプさまは先ほど来、お元気なようで。

[堀]ふふふ(笑)。変わらないですよトランプさんは。

[田中]「勇気付けられちゃったよ」って。で、メルケルさんと共同会見の場所でもこう言ってるわけですよね。

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[田中]同時に、例えば中国とかも、アメリカもそうだけど「祝福する」っていう言葉を使ってるじゃないですか。日本もやっぱり、そこで、これはその後ちゃんと(宣言の履行が)できなければ言う事で、「祝福」って言葉は残念ながら日本から出てこなかったんだよね。

[堀]そうですね。

[田中]そこはやっぱり日本の戸惑いだと思うんですよ。同時にトランプ氏はツイッター大好きだから、私や堀さん以上に、こういう風に「とにかく絶対忘れちゃいけないのは習近平、私のグッド・フレンドの大変な偉大な功績で、それがなきゃこんなに早く出来なかったぜ」っておっしゃったわけじゃない?

[堀]そうか、中国への配慮は忘れないですね。

[田中]うん。これ27日ですね。

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[田中](で、その)翌日28日、これ日本時間です。22時45分に、

[田中]「(Just had a )long and very good "talk"・・・」つまり、「お互い"会話"をしたよ、文在寅ムン・ジェイン)氏と」、そして「Also・・・(さらにね)、"spoke" to Prime Minister Abe of Japan」と。で、"spoke"って多分、"talk"と違って"喋ったよ"。

[堀]そうか・・・。

[田中]「会話をした」になってないし、「to inform him of・・・」なわけですよ。「of the ongoing negotiations.」、まあ彼(ケビン・クローン氏)の方がもっと英語が上手だと思うんだけれども。だから「お伝えしてあげたよ=(spoke~to imform)」になっちゃってる。

[堀]うーん・・・。「日本の懸案事項についてもお伝えしましたよ」。

[田中]ここでね、今、SNS上でもとても不思議に思われているのが、これ、「首相の一日」というのが公表されて、全部のメディアが載せた時間で、

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[田中]22時33分から(トランプ氏との電話会談が)始まりました。23時3分まで30分間続きました。ところが22時45分、これ日本時間です、トランプ氏はこのツイートしているわけですよ。

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【特集】安倍首相とトランプ大統領の電話会談の終了時間がなんか不思議で謎な件

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安倍首相、「日米電話首脳『会談』」の捏造&水増しをトランプ大統領に大曝露されてしまう

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https://buzzap.jp/news/20180430-abe-trump-talk-on-the-phone/

[堀]誰と話してたんですか?

[田中]わかりますか?

[堀]ふふふ(笑)。

[田中]そうすると「本当に30分やったのだろうか?」と。もし30分(電話会談を)やってる間に、この真ん中の、わずか12分後に(ツイッターに)打ってたら、スピーカー・フォンでやりながら凄い手が器用なのか、喋りながらなのか、国と国なのに・・・。

[堀]まあ、お付きの方が書いてるか、担当の方がいらっしゃるのかもしれないですね。

[田中]でも、ここで"spoke"(過去形)になっちゃってるわけよ(笑)。

 

トランプ氏ツイート#covfefe事件とは

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[堀]ふふふ、そうですね(笑)。(首相官邸発表の時系列だと)まだ(電話会談が)続いている最中の時間帯に(トランプ氏がツイッターに投稿していた)っていう事ですか?

[田中]ね。

[堀]はっはあ。

[田中]で、一転。以前にお見せした・・・、私、安倍さんが2回目の首相になられる前にもお目に掛かった時にお話をして、その後もお伝えしてるけれども、

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[田中]安倍さんの(父の)晋太郎さんのお父さんてのは安倍寛さんっていう、山口県の日置(へき)村というところで「金権政治打破」と言って立候補して一回落ちて、村長をやった後、(県議会議員衆議院)議員をやって、大政翼賛会の非推薦議員だったわけですよ。「東條内閣退陣しろ」と。「金権政治打破」と「戦争終結」ってずっと言ってた人だったのね。だから(「反軍演説」・「粛軍演説」の)斎藤隆夫と同じような(立ち位置の)人だったんですよ。これが安倍さんの DNA の中に少なくとも流れているわけです。一方で、(佐藤栄作氏の兄にあたる)岸信介(のぶすけ)さんはもともと(中学3年生の時、婿養子だった父の実家・岸家の養子となるまでは)佐藤信介さんだったわけです。同じ山口県の出身だけれども、皆さんご存じ、「妖怪のような大変な人」だったと言われてるけども、満州で。

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[堀]「昭和の妖怪」。

[田中]で、最後、実は彼は「あの状況から言ったら、侵略でしょ、そりゃ」って(1982年8月25日放送のFNNニュースレポートで)逸見政孝さんのインタビューに答えているんですけれども。

[田中]彼は、実は商工大臣になりました東條英機内閣で。でも商工省が軍需省になった時に、彼は無任所大臣に格下げになるんですね。でもそれだけじゃなくてサイパンが陥落した後に、彼は「サイパン陥落で今後、本土空襲が繰り返されるから軍需次官としての責任が果たせない」と言って、それがきっかけで(東條)内閣が総辞職するわけ。そして翼賛政治会には入らないで反東條の護国同志会ってのを作る人でもあるんですよ。

[堀]ああ、立派な・・・うーん。

[田中]ここのところがね、本来の岸さんが持っていたもの、信介さんが、あるいは安倍寛さんが持っていたもの、というものをきちんと我々は理解をしていく事が大事な事だと思うんです。もう一つは、先程柏木理佳さんもおっしゃったけれども、実は(内閣官房副長官として安倍晋三さんも同行した2002年9月17日の)小泉純一郎さんと金正恩氏のお父さん(金正日氏の首脳会談)の時にこういう事を(両国首脳が署名調印した平壌宣言の中で)言ってるわけですよね。

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[田中]「(日朝国交正常化)交渉を再開します」と。そして「心からのお詫びを日本は述べるんだ」と。そして3番目がね「今後こういう(遺憾な)事が起きないようにします」と。「もちろん、申し訳なかった」という風に金正日キム・ジョンイル)氏は(首脳会談の場で日本側に謝罪の言葉を)言ってんだけども、そして4番目に「このようにお金を出していきます」という話になってるわけ。そうすると(2015年12月28日の日韓外相会談後の共同会見の場で「慰安婦問題日韓合意」の声明文を出した)韓国との間でも、(「最終的且つ不可逆的」と念押ししていて、)これ、外交の(プロトコールとして数段上の)「平壌宣言」ですから、(声明レベルでも)「最終的且つ不可逆的」という事を日本はずっと言ってきたという事になると。、もちろん、(拉致被害者5名生存・8名死亡と伝えられて5名が帰国し、2回目の2004年5月22日の小泉訪朝で拉致被害者の家族5名も帰国して以降、17名の拉致問題担当大臣が居たにも拘らず)拉致の問題が解決しなくて横田めぐみさんのお母さんをはじめとする方々が悩んでらっしゃるのは非常に分ります。でも、実は小泉さんがこれ(「平壌宣言」)を(決断して)出したと、そしてその小泉政権をかなり日本は今までの歴代政権と違って最後まで国民が支持してきたわけですよ。で、「これを踏まえて(「最終的且つ不可逆的」に)経済交渉をしますよ」と、「日本のお金は米朝会談の後どうやってくれますか?」っていう話になるというところまで(冷静・冷徹に)見てかないと、またそこで「ガーっ!ガーっ!」って言ってしまった時に、じゃあそれは国と国の約束だから、大きな問題はたくさんあると思います。ちょっと時間がなくなってきちゃった。

[堀]最後に。

[田中]最後にもう1回見せておきます。

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[田中]以前に述べました、「岸さんが非常に親しかった、弟(アレン・ウェルシュ・ダレス)が(同じくアイク政権で) CIA 長官だった」ジョン・フォスター・ダレス。「日米安全保障条約の産みの親」です。アイゼンハワー大統領政権の国務長官です。彼はこういう事を言ってるわけです。「日本人は名誉白人になりたいんだ」と。「そして日本人のレイシズム、人種差別主義、欧米に劣等感持つ代わりに中国や朝鮮、ロシアよりも自分たちは優越していて、アジアの近代化は自分たちだけだ、この気持ちを、屈折した気持ちを上手くアメリカは使うんだ、世界は」と。「白人社会は」と。「そうすれば(日本人は)白人に従属する一方、黄色人種の中で孤立し続ける」という事を言ってるんです。とんでもない事(蔑視思想)を言ってるかもしれないけど、我々が胸に手をあてた時に、(「VERDAD」連載「田中康夫の新ニッポン論」「ニッポン凄いゾ論の終焉」の最後で“黄色いバナナ”として述べているように)皮膚(肉体)は黄色(人種)だけれども精神は白(色人種)になって(しまってい)る。白いもの(「白人文化」)の中にも良いものはたくさんある、でも「色じゃないよ」っていう事で考えていかないと。

[堀]そうですね。

[田中]この今の非常に置いてけ掘になってる中で、「ニッポン凄いゾ論」がみんなから尊敬されるものにならなければ。

[堀]アジアのね、各国との協調っていうのをしっかり築いていってほしいですね。

[田中]だって北朝鮮っていまや174カ国が国交を結んでて。

[堀]そうですよね。

[田中]フランスも(平壌に)代表部を置いてて、日本とアメリカだけなんですよ。

[堀]その為にもしっかりと議論して欲しいし、した約束もしっかりと履行して欲しいし、ここから踏ん張りどころです。

[田中]あと、板門店(パンムンジョム)宣言の中で大事な事はね、「南・北・米三者または南・北・米・中四者会談」と。じゃあ6ヵ国協議って言ってたんだけど日本もロシアもここに入っていない。そして「これを歓迎する」って言われてしまっているのをどう日本は巻き返せるのかってのが大事な課題ですね。

 

板門店(パンムンジョム)宣言

南と北は、休戦協定締結65年になる今年に終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で強固な平和体制構築に向けた南・北・米三者または南・北・米・中四者会談の開催を積極的に推進していくことにした。

ただし陸報道官は、板門店宣言南・北・米、または南・北・米・中の対話体を取り上げ論じたことを意識したように、かつて中国が議長国を務めた北朝鮮核6カ国協議を特定して論じはしなかった。彼は、関連各国が対話の流れを継続し、非核化および“政治的解決”プロセスを推進しなければならず、中国もまたそのために積極的役割を果すと明らかにした。

 

「十七条憲法第三条が謳う「承詔必謹・しょうしょうひっきん」 大日本帝国憲法➡敗戦➡現在❣ 三度に亘る牽強付会な解釈変更の悲劇」と題してジョン・フォスター・ダレス発言を紹介した3月30日「モーニングCROSS」の文字起こし

「~詰将棋 はたして詰むや 詰まざるや~疾うの昔に見えていた「政事の着地点」」と題して4月11日にお届けした「モーニングCROSS」の文字起こし

北朝鮮情勢・ノーベル文学賞延期・内閣人事局批判を巡って・憲法改正議論」と題して5月5日にお届けした「ナイツのちゃきちゃき大放送」の文字起こし

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「註の新たな註」
「いまクリ」と「もとクリ」、その記憶の円盤が舞い続ける時空。

ようこそ現在から1980年の東京、そして日本へ❣
「✽文庫本化に際しての、ひとつの新たな長い註。」でお約束した「註の新たな註」は、
両書に登場する「字句の解釈」に留まらず、
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