2018年4月10日 TBSラジオ 生島ヒロシのおはよう一直線 「もっと強気で行け❣PMより💃🏻Ⓒ今井尚哉首相秘書官」「破棄・消去」した筈の文書発覚は圧力弁が効かなくなった証左 電話ゲスト 田中康夫

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[生島ヒロシ]さて今日はですね作家の田中康夫さんに色々とニュースに触れていただきますね。康夫ちゃん。

[田中康夫]はい。おはようございます。

[生島]いやあ次々にやっぱ明るみに出てきましたね。

[田中]愛媛県の側もね、官邸に行ったときの書類があるということを言い出した。だからこれはやっぱり何ていうのかな、圧力弁を全部各省庁にもかけてたけど、圧力弁がもう効かなくなったってことじゃないですか。

 

「共同記事は、朝日が最終判で出すのを知って00:30に出したのでしょうね。」(* ヤッシーメモより)

 

「柳瀬秘書官発言」文書に安倍首相と加計理事長が会食の記述 文春オンライン

「本件は、首相案件」と首相秘書官 加計めぐり面会記録 朝日新聞

面会時に「首相案件」 加計幹部らに首相秘書官 東京新聞

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[生島]そういうことですね。

[田中]これはやっぱり、昨日安倍さんは「私は最高指揮官だ」っていうことをね、防衛省の漏えい問題とかでも言ってるけど、じゃ最高指揮官は最高責任者なのか?ていうと、どうもやっぱりその矢面に立ってないんじゃないかってことを国民も感じてるわけですよね。

[生島]うん。うん。

[田中]安倍さんに期待してた人たちもね。これ一番象徴的だったのは野党の側が「政治家は官庁に不都合が起きると押し付け自分は逃げ切りを図る」と言ったのに対しての答弁が、「全て私が責任を取ればいいという話ではない」と。「私が責任を逃れているイメージを植えつけようとしている」ってまたおっしゃってたんだ。

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[田中]だけどやっぱり頭を垂れるとか、そこかな。今日発売の『月刊文芸春秋』で、以前から言われてたことなんだけど、佐川さんがああいうふうに「何もありません」ってはっきり言ってたのに「もっと強気で行け PMより」というメモが渡されたっていうのが載ってるわけ。

[生島]うん。

[田中]で、PMってプライム・ミニスターだから首相ですよね。多分これを渡されたのが首相秘書官で一番覚えがいい今井尚哉さんっていう経済産業省から来た人だと、でやっぱり「この強気で行け」というのが全部裏目に出てるかなっていう気がしますよね。

[生島]いやあこれはみんな国民は判ってるんですよねえ。

[田中]ということでしょ。だけど、やっぱりある意味では、だれも別に安倍昭恵さんに証人喚問っていうんじゃなくても、あれだけ外に出ていろんな対外活動されてる方が、早い段階でやっぱり何らかの形での会見を開くとかね。

[生島]うん。

[田中]そうした形を周囲も多分考えていただろうに何かうまくいかなかったっていうね。だから「膿を出し切る」という言葉をおっしゃってるんだけど、昨日とても象徴的なのが二階俊博幹事長が会見で「総理をはじめとして膿を出し切るって言葉を使ってらっしゃいますけど、これはどうお考えですか」という質問に対して、二階さんがこういうふうにおっしゃっってんの。「だからおっしゃるように表現は自由ですけれども、そんな簡単な説明だけではなくて膿を出し切る必要あらば責任あるべき人には責任を取ってもらうというくらいの、やっぱり気構えて話してもらわなきゃだめだよね」と。

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[生島]おお。

[田中]って言ってるんですよ。二階さんは非常に奥の深い政治家だから、おっしゃってるけどじゃあ「責任あるべき人には責任を取ってもらわなければ」って幹事長がおっしゃっている発言というのは、みんなはどういうふうにやっぱり考えるべきかなっていうね。それともう1個、昨日もずっと決算委員会で「南北と、米朝会談のときにきちんと拉致を話してもらうんだ」って言うんだけれど、隗より始めよで、やっぱり日本は小泉さんのときにはあそこにまず一回行ったわけじゃないですか。

[生島]はい。

[田中]それを今回も外務省は「いや、今まで朝鮮半島問題が手薄だったので、韓国を扱う課と北朝鮮を扱う課を作ります」って河野太郎さんはドヤ顔と言っているんだけど(笑)。

[田中]「今かよ?」っていう話じゃないですか。我々国民も、もっと協力すべきたったかもしれないけれど、17人の拉致問題担当大臣がいて1人も今まで接触してこなかったっていうのをね他国にお願いをするというのは、ちょっと恥ずかしいよね。

[生島]ね。

[田中]昨日、実は共産党志位和夫さんが安倍さんとわずか8分間なんだけど会ってるわけですよ。そこには二階さんもきちんと同席をしているのね。

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[田中]だけどやっぱり、ここでも「各国と協力して」っていう言い方をされてるんだけれども、その辺もね、まあなかなか・・・。だって「アメリカにお願いする」とか、なんか片思いのストーカー状態のようになってきちゃったら、我々日本国民としても、これだけ経済でもなんでもね外されちゃってるときにどうかな?っていうね。大変な局面です。

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[生島]なんかやっぱりね日本も、もうちょっと、なんかこう、背骨がしっかりしてないっていうか(笑)。

[田中]そうなの。だから自民党の西田さんなんかも昨日の発言ってやっぱり「馬鹿か」って官僚を言うけど、与党ってのは官僚と一緒に、社員を手なずけるんじゃなくて社員にやる気を持ってもらうってのが大事なんで。

[生島]そうですよね。

[田中]それがやっぱり、じゃあ現場が責任取るって話じゃないよね?っていうことを国民もね、多分思ってらっしゃると思いますね。

[生島]しかし西田さんってのも高圧的な人ですねえ。

[田中]ふっふっふ(笑)。だから贔屓の引き倒しのような発言になってっちゃうんだよね。

[生島]ね。

[田中]「膿は誰が出し切るべきか」っていうことをね、もう一度。

[生島]ありがとうございます。

 

フジサンケイグループ夕刊フジ」名物連載「鈴木棟一の風雲永田町」5816回(4月11日発売)も、会見に於ける二階俊博幹事長の発言の深意を論評しています。

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