2016年4月12日 TOKYO MX モーニングCROSS 田中康夫 子宮頸がんワクチン 新手の公共事業

16/8月号 憂国呆談 season2 volume73◆ソトコト 東京の川の船遊びから、伊勢志摩サミット、オバマ大統領の広島訪問、子宮頸がんワクチンまで。

14/5月号 憂国呆談 season2 volume46◆ソトコト 緊迫するウクライナ情勢から、右傾化する日本、子宮頸がん予防ワクチンから、『ダラス・バイヤーズクラブ』まで!

13/7月号 田中康夫の新ニッポン論 ③「子宮頸がんワクチン」◆月刊VERDAD ‐ベルダ‐

13/03/19 「科学を信じて、技術を疑わず」状態から日本は脱却すべき◆週刊SPA!

[堀潤]さあ、田中さん、テーマの発表をお願いします。

[田中康夫]はい。じゃあちょっとロッタは暫しお休みをして。

[堀]ははは。

[田中]今日は・・・

[堀]「子宮頸がんワクチン」新手の公共事業。

[宮瀬]先月30日、子宮頸がんの発症を抑えるための「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの予防接種による副作用を訴える女性たちが、国と製薬企業(「MSD」と「グラクソ・スミスクライン」)を相手取って、損害賠償を請求する集団訴訟を提起する方針を明らかにしました。原告団に参加するのは、10代から20代までの女性12人。被害者、およそ500人でつくる連絡会と連携し今後も参加者を募る方針で、訴訟が行われれば薬害エイズや新型肝炎に並ぶ大型薬害事件に発展する可能性もあるという事になります。

[堀]そうですよね。さあ、田中さん。

20160412 TOKYOMX 堀潤 宮瀬茉祐子 田中康夫
[田中]これは、今発売中の週刊文春も再びですね、こういう記事を載せています。私も2012年からずっとこの問題は繰り返し書いてきているのでこういうQ&Aコーナーで。まず、皆さん子宮頸がんワクチン、ワクチンって言うんだけど何なんでしょうかと。で、子宮頸がんを治すワクチンではないんですよ。子宮頸がんに至る可能性をもたらすHPVウイルスというのがありますが、これに感染するのを予防するワクチンなんですね。じゃあこのHPVウイルスってのは何かというと、これはヒトパピローマウイルスと言うんです。で、これは100種類以上あるんですね。で、これはたぶん、恐らくどの女性の方も性交経験があれば一度は罹っているんです。ただ、どういうのかと言うと、尖圭(せんけい)コンジローマっていう、性交をするとたぶん、ほぼ誰もが罹る。これもHPVが原因なんですね。

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8月30日にK&Kプレス社より発売されました、「月刊日本」の特集「ワクチンビジネスの闇―深刻な子宮頸がんワクチンの副作用」にて、田中康夫さんのインタビュー記事が掲載されました。
田中康夫氏インタビュー部分は>>>こちら(PDFファイル)
インタビュー部分のテキストデータは>>>こちら(Wordファイル)
特集記事については>>>こちら(PDFファイル)

月刊日本」HP http://gekkan-nippon.com/

[堀]あ、そうなんですか。

[田中]ですから子宮頸がんのワクチンという名前がそもそもちょっと正確ではない。

[堀]いやもう、この段階で、えっそうだったの?っていう情報一杯ありますよ。100種類以上このHPVあるっていう。その情報ってどこまで浸透してますかっていうとあんまり・・・。じゃあ、このワクチンを出してる会社は2つ今あります。イギリス系のGSKグラクソ・スミスクライン、ここがサーバリックスというのを出しています。これは100種類ある中のですね、この2種類のみに効きますという風に効用書きで書いてあるんです。

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[堀]これ、なんでこの2種類だったんですかね?

[田中]ちょっと説明をしていきましょう。もう1つはアメリカのメルクの日本法人がMSDって、旧メルク万有製薬って言います。ここが出しているガーダシルというのの効用もこの4種類のみに効き目があります、と書いてあるんですね。じゃあ、100種類もあるけれどもとりわけ日本人のDNAで罹りやすいものは何なのかなっというと2種類実はあるんです。日本人はHPVの52、58型に非常に多く罹ると言われてますが、先ほどのこの2つの会社が出しているものはいずれも52、58に関しての有効性があるという事は書いていないんです。

[堀]ハァ。これ、日本人の発症原因の多くはHPV52、58って言うのは・・・

[田中]52、58型が子宮頸がんになる場合の50パーセントはこのケースだと言われています、日本の場合。

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[堀]これは、医療機関とか厚労省とか、そういった所が調べて、大体日本人はこういう傾向なんですよって事を言ってるわけですよね。

[田中]勿論、そういう事です。で、11歳から14歳の女性の方、少女にワクチンをしましょうと言ってますね。じゃあ、そうすると実際に性交したりっていうと、所謂、生理が終わるような時期までだと50歳近くまでですよね。じゃあどのくらい効くんですかという事に関しては国立感染症研究所は2010年に「その予防効果の持続期間については確立していない」という文章を書いています。で、もう1つは厚生労働省の健康局長も2013年に国会で「最終的に子宮頸がんを減らしたというエビデンスは御座いません」って言ってるんです。

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[堀]はあ・・・

[田中]で、これは私の『33年後のなんとなく、クリスタル』って中でも主人公達がこの話をするんですが、じゃあどうして、所謂、パートナーのいる20代以上の女性に接種しないんですかと。これはWHOが10代に限定をしてるからですと言ってるんです。

[堀]どうして10代だけに?やはり性交・・・

[田中]謎でしょ?

[堀]ええ。

[田中]で、じゃあね、ワクチンを打っても効かないとするならば、どんな病気でも早期発見・早期治療、つまり乳がんにしたって、マンモだけじゃなくてパートナーが触診をしてちょっとしこりがあるなっていうところから検査をする。で、イギリスやアメリカではワクチンもあるけれども8割台の人が検診をしてるんです。

[堀]ワクチンを打つ前に検診をする。

[田中]それに対して日本は、ワクチンをしましょうと言ったけれども検診をしてる人は2割台に留まっているんです。じゃあどうしてなのかな?と言うと、例えばイギリスの場合には25歳~49歳までの女性に無料検診を3年毎に実施して、行わない人には督促状も届くんです。

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[堀]あっ、そうですか。

[田中]それに対して日本は自己負担なんですね。それともう一個は、イギリスの場合は産婦人科医というのも男性の方がまだ多いという事で、看護士にきちんと資格を取らせる訓練をして、女性の看護士がきちんと見る。これも新たな雇用になるわけですよ。

[堀]すごい大事じゃないですかね。

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[田中]それが「人が人のお世話をする福祉や医療ですし、もっと言うと先程、広島の話があったけど、ご存知のようにウルグアイの元大統領のホセ・ムヒカさんが言ったけど「倫理を伴わない科学は、想像もできない邪悪なものに利用されかねない。歴史は、人間が同じ石でつまずく唯一の動物と教えている。私たちは過去の過ちから学んだだろうか」と。だからワクチンが良い悪いという、ワクチンさえ打てば洪水が起きませんっていうダムじゃなくて、護岸の補修であったり触診であったり、日頃の検査を欧米もしてるんだったら、なんで日本は2割台なのかなってのが私の最大の疑問。

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[堀]弁護士ドットコムの田上さんからもツイートきましたよ。

[田中]だから1000億円これに今まで掛けてきた。じゃあそれをもっと早期検診をするという事に、僕は行う事が有用な税金の使い方だと思います。

[堀]胃がんの対策のピロリ菌検査っていうのも、本当はもっと広げていった方が良い筈なのに、そういうのもバリウム勢が強いから・・・。是非色んなトリックがあると思います。是非皆さん、関心を持っていきましょう。

 

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