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2014年12月23日 TOKYO MX 「モーニングCROSS 田中康夫 ウソ八百ダ「保守派」?のアベコベ「改憲論」!」

 

 [堀潤]田中さん、テーマの発表をお願いします。

 [田中康夫]本日は、八十一歳を迎えられた天皇誕生日ですんで、通常、なかなかですね電波媒体で天皇陛下皇后陛下や皇太子殿下の会見の内容の言葉が全て正確には伝えられていないと私は思いまして、ちょっとそれを私はお伝えをしたい、と。

 [堀]なるほど、(報道)時間も短いですしね。

 [田中]で、タイトルはこのように、『ウソ八百ダ「保守派」?のアベコベ「改憲論」!』

[堀]これ、NHKの委員の方のあの「八百」。

 [田中]え?なんで?「ウソ八百」って単に4文字熟語を言っただけなのに「ウソ八百だぁ!」って言っただけです。

 [堀]ハッハッハ。

 [田中]で、「アベコベぇ」っつったんです。

 [脊山麻理子]天皇陛下は今日、八十一歳の誕生日を迎えられました。陛下は昨年、誕生日に際する記者会見において、憲法に関する異例とも言える発言をなさっていました。

 [堀]天皇陛下のですね、憲法についての発言についてですが、みなさん覚えてらっしゃいますかね。丁度去年ですね、去年の誕生日に関する記者会見で

 

戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を守るべき大切なものとして日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました

 

と述べられ、更に

 

当時の知日派の米国人の協力も忘れては
ならないことと思います

 

と発言されていました。去年もですね、確かに改憲論、特に自民党憲法改正草案を既に出していまして、どちらかというと保守にぐっと傾いて行くような憲法改正かな、といったこともあって陛下はどう思われているのか、といったなかでのこの発言でしたね。

 [田中]もう一回、こちらにフリップを作りました。

 

 「戦後、連合国軍の占領下にあった日本、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って今日の日本を築きました」。 平成25年12月18日 会見 宮殿 石橋の間

 

これはすなわちですね、戦後レジームの土台である現行憲法に関して、「日本」という国を主語として発言をされているわけです。もう一点はですね、今年の2月の皇太子殿下の誕生日の日にもどういったことを仰ったかというとですね

 

日本国憲法には『天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。」と規定されております。今日の日本は、戦後、日本国憲法を基礎として築き上げられ、現在、我が国は、平和と繁栄を享受しております。今後とも、憲 法を遵守する立場に立って、必要な助言を得ながら、事に当たっていくことが大切だと考えております。」 平成26年2月21日 東宮御所

 

と述べているわけね。

 

[堀]どちらかというと、陛下そして皇太子の、特に陛下ですね、お言葉というのは割りと今の現行の憲法について。

 [田中]同じく、去年の皇后陛下のお誕生日にはどういう発言をされたかというと、知ってる方が幾人かお亡くなりになっていく、と 。でそうしたなかで日本における女性の人権の尊重を新憲法に反映させたベアテ・ゴードンさんの名前を具体的に挙げているのね。 でもう一つは今あきるの市である旧五日市で戦後にですね、五日市憲法というものを皆が市民が作った、国民が。でそれは非常に基本的人権とか、いうことを尊重していたということも去年のお誕生日のお言葉、会見ではなくて文書で出されてんですけど、言ってるわけです。でその一方でね、では憲法改正が良い悪い、なのではなくて現在、改憲論を述べている人達は、日本国の天皇陛下を今後「元首」と憲法で規定をするのだ、と言ってるわけです。そうすると「元首」というのは勿論民主主義の国家においても、全ての事に関 しての最高責任者として判断を下していくということになるわけですね。ところが今、天皇陛下であったり皇后陛下であったり皇太子殿下のご発言を虚心坦懐にみると、日本が主語として作った今の憲法というものを私達は守り育むんだ、ということを述べていると。そうするとその方が今度「元首」になった時に、じゃあこの、まさに「アベコベ改憲論」を述べている人達はどのようにされるのか?と。でもう一個はね、憲法の議論をすることがいけないのではなくて、でも憲法改正が王道で歩めないから解釈改憲であったり、でいこう、あるいは規定を三分の二を変えようというのは、これはやはり今まで小林よしのりさんや小林節さんのような憲法をきち んと変えるべきだと仰ってる人達がそういう「邪道」をするということは、本当に憲法というものを大切に思ってんのか?という意見が出てきているわけですよね。

 

 でそうやって考えてくるとまさに「保守」というものは何か?というと、冒頭申し上げたけども、お金で、数字に換算できない人間や家族や地域や、空威張りでは無い、文化や伝統というものに価値を見出すということが「保守」なのに全てが金融資本主義の中で数値に換算できないものイコール・ゼロと考える人達が数値上変えられないからこうしましょうという話になると尊皇攘夷って何なのか?で同様の事を今ウォールストリートジャーナルやねワシントンポストやあるいはエコノミストフィガロであったり所謂欧米の保守系のメディアというものが、日本のこの事に関してね、どう捉えているのか?っていうことがあるから、戦後レジームって何かというと実はサンフランシスコ講和条約な訳ですよ、でサンフランシスコ講和条約はそりゃ悔しい かもしれないけど戦争を行って負けた、そしてその敗戦を認めるということによって、あれは英語の名前は「Treaty of Peace with Japan」なんですよね。ではその戦後レジームを壊すということは、サンフランシスコ講和条約自体から卓袱台をひっくり返すということになる、じゃ、否、それはそれで考えかもしれない、でも、じゃ、それだけの覚悟をもっているのか?と。はたしてそしてその「元首」論が出てきたときに、他方でこういう具体的な発言があることに耳を塞いでいるとしたら、それこそが私は「平成の不敬罪」になるのでなかろうか、と。

 [堀]なるほど、皆さん是非、あの今「元首」という話ありましたけれども、自民党憲法改正草案というので検索をすると出てきます。でそこに憲法の全文があってそして最も、一番最初にですね天皇陛下について規定されている、そこも「元首」にして象徴から「元首」、象徴であることは変わらないんだけれどまずは「元首」にするんだ、でこれ下村文部科学大臣に僕直接聞いたんですよ、あの選挙の開票特番の中で、どうして「元首」と定める必要があるんですか? いや今非常に曖昧な形で世界から見たら天皇陛下は元首そのものであるのであるから、これはもうきちんと憲法で定めるたいんだ、というお話をされていまして。

 [田中]あと、もう一点だけ言うとね、昔ね薩摩と長州が「尊皇攘夷」と呼んでいました、で「尊王」というのは今の時代で考えると「天皇家」になるわけですよ。あるいは「攘夷」ということで考えると今の「アメリカ合衆国」になるわけです。そうすると先ほど申し上げたワシントンポストやウォールストリートジャーナルだけでなくて、フィナンシャルタイムスであったりそうしたメディアが日本の歴史修正主義、いや歴史をどう見るかは人間の考えかもしれない、でもそれは「リビジョニスト revisionist」だ、と述べている人達が日本へもっと謙虚なそして誇り高い大人になれと、「ディーセント decent」になれ、といってることに対してやはり「カギ括弧-保守派」の人達はもう一回、どうきちんと向き合って応えるのか、と。

 

 

 

●関連テキスト

田中康夫 Official Web site » 14/02月号 田中康夫の新ニッポン論 ⑩「戦後レジーム」◆月刊VERDAD ‐ベルダ‐

 

田中康夫 Official Web site » 14/5月号 憂国呆談 season2 volume46◆ソトコト

 

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