2019年11月30日 TBSラジオ ナイツのちゃきちゃき大放送 田中康夫 中曽根康弘翁の想い出⚓ ローマ教皇フランシスコ🙏🏼 🌸桜を見る会➡サクラを呼ぶ会➡総理を見る会➡桜が散る会💮 主催権を行使しないヘタレ記者クラブ✍


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[土屋伸之]土曜ワイドラジオ東京 ナイツのチャキチャキ大放送、ここからは一週間を雑談で振り返る常連さんに聞いてみようのお時間です。今日の常連さんは作家の田中康夫さんです。

[一同]おはようございます。

[塙宣之]先日ありがとうございました。我々の・・・。

[田中康夫]とんでもない。妻が是非伺いたいと。ちょっと妻が怪我を・・・。

[土屋]ご夫婦で来られる予定が。

[田中]夜帰る時にちょっと転んだら、足首を28針も縫っちゃって。

[土屋]そんな大きな・・・。

[田中]這ってでも行きたいって言ってたんですけど、申し訳ございません。

[塙]とんでもないですよ。

[土屋]そんな怪我でそのまま来ちゃ駄目ですよ(笑)。

[塙]奥様に会いたかったですけどね。

[土屋]そうですけど(笑)。

[田中]ロッタと会いたいとか妻と会いたいとかいろいろ心変わりが・・・(笑)。

[塙]順番としては奥さん、ロッタさん、田中さんです。

[土屋]どういう順番なの?(笑)。

[塙]可愛い順から・・・。

[土屋]やめなさいっつーの(笑)。

[田中]その前に一番「会いたい」のは毎回のジャンボン・フロマージュでしょ?
(笑)。

[土屋]ああ、そうですね。ありがとうございます。

[出水麻衣]差し入れをありがとうございます。それでは田中康夫さんお迎えしましてまずは一週間の主な出来事をお伝えします。

[土屋]さあ田中さんが気になったニュースは?

[田中]明日からもう早や師走という、誰もが走るって言うんだけど、なんか日本もこの一週間走りまくってるんだか迷走しまくってんだか。

[塙]そうですね確かに。

[田中]だけど中曽根康弘さんてのは、私も幾度かシンポジウムでご一緒したりとか、凄い方で。まあ色んなご意見あるかもだけど、秘書の方が当時はテープレコーダーを持ってて、帰りの車の中でそれをお聞きになって、あの時こう言えば良かった、これは言い方が分かり難かったとかってのをなさる・・・。

[土屋]ご自身の言葉をね。

[田中]「テープをどうして回してらっしゃるんですか?」ったら、「必ず車の中で私はそういう風にするんです」と。

[土屋]そうですか。

[田中]あの方は2015年に「歴史を正視しない、きちんと歴史をありのままに見ない民族は他の民族からの信頼も尊敬も得ることはできない」って言ってるし、元々あの方は行革と同時に憲法改正って言っていたんだけれども、原点の「憲法改正は急ぐべきではない」と。「国民的なコンセンサスが必要だ」って言ってるんだけれども。もう一つ僕は凄いなと思うのが、あの方は旧制の静岡高校というね、旧制の時代、東京大学に入る前の。で、群馬の方ですよね。で、やっぱり何て言うのかな、我々と違ってフランス語で歌を歌えちゃったり、あるいは韓国に全斗煥という大統領が、強権的と言われた、その時に挨拶で、いわゆる朝鮮語というか韓国語というのかな、日本はこれも統一されてないのは変だけど・・・、で挨拶をしたら向こうの人たちが感動して。だって日本は韓国を併合していて、植民地ってよりも併合って何かったら「お前の名前も創氏改名」て全員日本語の名前をと。「お前ら全員日本の通りに生きろ」ってのは、インドで植民地だった時だって、そこまでヒンドゥー教とかそういうのは変えろとは言わなかったんでね。でまあ、こういう感覚の人ではあったの。だから彼はつまり「政治家ってのは歴史という法廷の被告に立つものだ」っていう言い方をしてるの。だから自分の判断というのは正しいと思ってやっても、後世の人から、それは違ったじゃないか?とか言われる、その法廷の、自分は被告人だって言い方をしていた人で。もう一つ、放送大学ってあるじゃないですか、今もあるのかな?NHKの利権じゃないか?とか言うけど、彼は戦争の時に、いわゆる婦女子という人たちが教育を受けられなかったり、亡くなった人もいる、だから教育のチャンスがなかった人のためにあまねく放送を通じてやるんだっていう。それが結果的に利権だって言う人もいるかもだけど、その最初の志は凄い大事なことなんだよね。

[塙]放送大学を作ったんですか?

[田中]放送大学ってのは、もちろん政府がってことだけど、彼は政治家として首相として家庭の事情や戦前の女性排除の高等教育制度で大学進学できなかったような人たちに、夜間中学と同じような意味でね、やろうと。この辺のことは彼の伝えられてないところですね。もう一個は、これもまた朝からどうよってウヨの方はお怒りになるかもだけど、1978年に彼はね、文化放送から出した本で『終りなき海軍―若い世代へ伝えたい残したい』って中で、いわゆる慰安婦問題の事を語ってんです。で、何を言ってるかと言うと「三千人からの大部隊だ」と、兵士がね。で、彼は士官として(前線に)行くわけじゃないですか。「やがて、原住民の女を襲うものやバクチにふけるものも出てきた。そんなかれらのために、私は苦心して慰安所をつくってやったこともある。かれらは、ちょうど、たらいのなかにひしめくイモであった。」これなんか最後のところは「お前、差別用語だ」ってお怒りになる方がいるかもしれないけれども、彼の、改めて歴史をきちんと直視しようっていうのはね、冷静に考えた上で必要だと思いますけどね。

まあなんかここのところ、凄いよね。年末に新しい女の子が誕生したとい
うか。「もりかけ さくらちゃん」っていう・・・(笑)。

[塙]あら?!(笑)。

[土屋]もりかけ さくらちゃん(笑)。

[塙]モリカケ、もうフルネームになりましたね(笑)。

[田中]「もりかけ さくらちゃん」って女の子が誕生(笑)。・・・なんだけど、ちょっとその前に週の前半に来た例の教皇フランシスコ。

[土屋]カトリック、ローマ教皇の。

[田中]教皇フランシスコって方はやっぱりすごい人だと私はずっと思っていて。

[塙]雨の中でしたけどね。

[田中]で、彼は何を言っているかっていうと「核兵器の開発と使用は神と人類に対するテロ行為だ」っていう風に長崎の爆心地公園で言ったわけでしょ?で、あともう一つは袴田巌さん。おそらくこれはイデオロギーを越えて袴田さんという素晴らしい名ボクサーが冤罪じゃないかっていうことを思っている人は多いと思うんだけど、彼はカソリックに獄中でなるんです。

[塙]洗礼されたってね仰ってましたね。

[田中]で、その名誉チャンピオンをミサに呼んだわけですよね。あるいは東日本大震災の犠牲者と被災者、犠牲になられた方は今は天国に行かれているんだけれども、地震と津波、そして福島第一原子力発電所のメルトダウンの三つが東日本大震災だっていう言い方をして、三人の方を、一人は宮古市の幼稚園の園長さんで園児を津波で亡くされた方。そしてもう一人は南相馬市の曹洞宗のお坊さんで、まさに帰れない地区なわけですよ、いまだに。そこのお坊さん。それともう一人はいわき市から東京に自主的に避難された高校二年生の男の子。その三人がスピーチをして、そしてそれに対してメッセージというかミサさんみたいなことをなさるんだよね。もう一つはね、食事の時にスマホを止めろって彼は言ってるの。

[塙]教皇が?

[田中]食事の時にスマホを使ってるのは戦争のようなものだと。皆会話をしろって。ただこれはね、南半球から初めて出た教皇なわけじゃないですか、第二百六十六代で。南半球のアルゼンチンとかブラジルってのは軍事政権だったり民主政権であったり交互だった場所なんだけど、出向いていく教会って言ってんだよね。教会は象牙の塔になっちゃいけないと。逆にそれをローマは・・・、私、一応言うけれけども、私の両親カソリックなんだけど、私は教会というようなものはちょっとに馴染まないなと思ってて。でも、世界最大の合法的マネーロンダリング機関はローマ法王庁ですからね、ある意味ではね。

[塙]十二億人のですからね。

[田中]でも彼が言ってるのは、人間はそれぞれ、人間も組織も矛盾を抱えてるんだと。それを良しと言うんじゃなくて、我々、どんな組織だって矛盾がありますよ。矛盾の中で私たちは何をより良くしていくのか、何をより変えていくのかって言ってるから、これは大変な人物なんだけど、逆にだから守旧派からは凄い、もう陰謀説的にいじめられる。だから今ほら、神父がペドフィリアをしているみたいなのが出てくるのも、逆にそれをきちんとできないお前がいけないんだ、みたいなのに持っていくってのがカソリックの中の守旧派で。でも彼が宗教を超えて宗教者っていうのが・・・、今回も 日本のお坊さんであったり他の宗教団体の人とも会ってる。僕はもう一個残念だったのは、今上天皇と対談されたけど、実は上皇と美智子上皇后と、というのは最もお会いになりたかった方だと思うんだよね。で、それは引退されてるわけでもなんでもない上皇と上皇后なんで、あの二人との場ってのをローマ法王庁や日本政府、宮内庁が設けられたらちょっと良かったかなって気がしますけどね。で、例の・・・、すいません喋りすぎて。例の「もりかけ さくらちゃん」(笑)。

[土屋]「桜を見る会」のね。

[塙]桜ちゃんのデータがね、無いからね。

[田中]でもこれね、「もりかけ さくらちゃん」の問題もあまりにたくさんあり過ぎんだけど、僕、ずっと当初から言ってて、おとといの日刊スポーツも僕の発言を報じてくれたんだけども、公文書があるか無いかとか、ウーだらカーだら言ってるでしょ?だけど電子媒体って容量無限大なんですよ、そう思いません?iCloudが全部世界中でパンクしちゃったなら消えちゃうかもしれないけど、電子媒体を何で消去しなきゃいけないのか?だから野党の人も電子媒体で、公文書・公用文書・公的文書って三つあるんだけど、永年保存の緊急議員立法を出せば、これは与党は拒めないですよ。もっと言うと安倍晋三さんと同じ清和政策研究会出身の福田康夫さんは、きちんと公文書を残さなければ歴史が、中曽根さんと同じように、中曽根さんと争ってたところですよ群馬で、中曽根・福田。でも公文書を残さなければ歴史の審判を仰げないって言って公文書管理法を作った方でしょ。それにまさにきちんと血と肉を付けることなのに。日本共産党なんか一生懸命頑張ってると私は思うんだけども、国会で議論するのは良いけれど、緊急議員立法を出したら与野党誰も反発できないでしょ?多分。で、なんでこういうものを言わないのかな?って。ウーだらカーだら重箱の隅をやってっても、みんな変だよねって思ってたって、あるいはジャパンライフっていう破産しちゃうようなマルチなところの人が60番という首相枠っていうので来てて、それもパンフレットに載っけて、私は招待されましたっつって、みんなからお金取っちゃったとか、それは(新聞の)社会部がやることは良い。でも議員がやることってそこじゃないのかな?って思いますけどね。

[塙]後でやっぱり見つかりましたってパターンもあるんじゃないですか?

[田中]まあだって、現実に出てきてるわけじゃない。だって各省庁で文書の保管がウンだらカンだらとか言って、だからやっぱり政治がやることは中曽根さんが行革って言ったように、一刀両断で電子媒体公文章永年保存緊急議員立法を、他の国はみんなしてんだから。

[塙]だから欠席とかしないで野党がもうちょっと頑張って追及した方が良いってことですかね?

[田中]いや違う違う。そりゃだって文書を出さなかったから下手っぴだとは思うけれども、でも与党だって、与党も野党も内閣もなんとなく戦略と戦術が稚拙かなと思うんだけど。あとでももう一個はね、よく今、記者クラブの人たちが、きちんと官房長官も安倍さんも答えてないとかウーだらカーだら言ってんじゃない?オレ、最もヘタレなのは記者クラブだと思ってんの。2001年5月15日に「脱・記者クラブ」宣言を出した私からすると。何かって言うと、会見の主催権って誰が持ってると思いますか?内閣総理大臣、内閣官房長官の。これは内閣記者会というメディアが持ってるですよ。っていうのは、なんで私が「脱・記者クラブ」したかって言うと、おかしくて、私が知事になったから東京のメディアも私の会見に入ろとするじゃない?それが、長野県政記者クラブの主催だったの。なのでそこにあらかじめ「お伺い書」を出さないとスポーツ新聞も東京のテレビもラジオも入れなかったの。変じゃね?と。そして東京の雑誌は入っちゃいけませんって言ってたの。で、もう一個驚いたのが宗教団体や政党の機関紙、でも聖教新聞や赤旗っていうのは下手な新聞よりも部数が多い訳でしょ?絶対まかりならん!って言ってたんだよ。だけど僕、これ変だよねと。だから誰でも入れるようにしましょうってのが「脱・記者クラブ」だったの。ところが最後まで抵抗したのは、会見の主催権が我々になければ駄目だって言ったの。ところが警察と検察の皆さんね、県警本部長や検事正の会見の主催権は警察と検察にあるんだよ。だから警察の、もし不祥事があってもクラブの人は本部長を会見を開いてくださいって言えないんだよ。だからダブルスタンダードでしょ?って。もう一個言えば、逆に言えば内閣とか行政は全部記者クラブが主催権を持ってんの。

[塙]そういうことか。週刊誌みたいなやつが、要するにあんまり無いってことですよね?

[田中]だからねだったらね、じゃあ安倍さんしっかり会見を開きましょうよと。私たち設定しますからって。

[塙]って言ってあげて、言って欲しいってことですよね?

[田中]それを言わないで、いや国会の場で議論するべきだとかウンだらカンだらって本当にヘタレで。私はこれ、お前が妄想だろって言うけど、こないだもある新聞の論説委員長と論説主幹の人たちと会ったんだけど、黙っちゃうんだよね。だからやっぱりメディアも現場の記者は一生懸命かもしれないけど、全部がやっぱり・・・。公文書の永久保存、主催権はどこにあるのか?分からないようでは。

[土屋]そうですね。国民が納得する形での説明ができない理由ってのがそういうところにもあると。

[田中]そういう意味で言うと、上皇上皇后や教皇フランシスコや中曽根康弘氏の覚悟ってものを、私達はちょっと爪の垢煎じて飲んだ方が良いんじゃないかと。

[土屋]そうですね。

[塙]今こそ火事場の糞力で頑張っていきましょうと。

[土屋]無理やり『筋肉マン』にした(笑)。ということで田中康夫さんと一週間のニュースを振り返ってきました。

「本質とはなにか」
迷走する桜を見る会➡サクラを呼ぶ会➡総理を見る会➡桜が散る会
「主催権」を行使しない「誤送船団・記者クラブ」田中康夫 公式サイト

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「本質とはなにか」「VERDAD」連載「田中康夫の新ニッポン論」Vol.77

[土屋伸之]土曜ワイドラジオ東京 ナイツのチャキチャキ大放送、ここからは一週間を雑談で振り返る常連さんに聞いてみようのお時間です。今日の常連さんは作家の田中康夫さんです。

[一同]おはようございます。

[塙宣之]先日ありがとうございました。我々の・・・。

[田中康夫]とんでもない。妻が是非伺いたいと。ちょっと妻が怪我を・・・。

[土屋]ご夫婦で来られる予定が。

[田中]夜帰る時にちょっと転んだら、足首を28針も縫っちゃって。

[土屋]そんな大きな・・・。

[田中]這ってでも行きたいって言ってたんですけど、申し訳ございません。

[塙]とんでもないですよ。

[土屋]そんな怪我でそのまま来ちゃ駄目ですよ(笑)。

[塙]奥様に会いたかったですけどね。

[土屋]そうですけど(笑)。

[田中]ロッタと会いたいとか妻と会いたいとかいろいろ心変わりが・・・(笑)。

[塙]順番としては奥さん、ロッタさん、田中さんです。

[土屋]どういう順番なの?(笑)。

[塙]可愛い順から・・・。

[土屋]やめなさいっつーの(笑)。

[田中]その前に一番「会いたい」のは毎回のジャンボン・フロマージュでしょ?
(笑)。

[土屋]ああ、そうですね。ありがとうございます。

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[出水麻衣]差し入れをありがとうございます。それでは田中康夫さんお迎えしましてまずは一週間の主な出来事をお伝えします。

[土屋]さあ田中さんが気になったニュースは?

[田中]明日からもう早や師走という、誰もが走るって言うんだけど、なんか日本もこの一週間走りまくってるんだか迷走しまくってんだか。

[塙]そうですね確かに。

[田中]だけど中曽根康弘さんてのは、私も幾度かシンポジウムでご一緒したりとか、凄い方で。まあ色んなご意見あるかもだけど、秘書の方が当時はテープレコーダーを持ってて、帰りの車の中でそれをお聞きになって、あの時こう言えば良かった、これは言い方が分かり難かったとかってのをなさる・・・。

[土屋]ご自身の言葉をね。

[田中]「テープをどうして回してらっしゃるんですか?」ったら、「必ず車の中で私はそういう風にするんです」と。

[土屋]そうですか。

[田中]あの方は2015年に「歴史を正視しない、きちんと歴史をありのままに見ない民族は他の民族からの信頼も尊敬も得ることはできない」って言ってるし、元々あの方は行革と同時に憲法改正って言っていたんだけれども、原点の「憲法改正は急ぐべきではない」と。「国民的なコンセンサスが必要だ」って言ってるんだけれども。もう一つ僕は凄いなと思うのが、あの方は旧制の静岡高校というね、旧制の時代、東京大学に入る前の。で、群馬の方ですよね。で、やっぱり何て言うのかな、我々と違ってフランス語で歌を歌えちゃったり、あるいは韓国に全斗煥という大統領が、強権的と言われた、その時に挨拶で、いわゆる朝鮮語というか韓国語というのかな、日本はこれも統一されてないのは変だけど・・・、で挨拶をしたら向こうの人たちが感動して。だって日本は韓国を併合していて、植民地ってよりも併合って何かったら「お前の名前も創氏改名」て全員日本語の名前をと。「お前ら全員日本の通りに生きろ」ってのは、インドで植民地だった時だって、そこまでヒンドゥー教とかそういうのは変えろとは言わなかったんでね。でまあ、こういう感覚の人ではあったの。

[田中]だから彼はつまり「政治家ってのは歴史という法廷の被告に立つものだ」っていう言い方をしてるの。だから自分の判断というのは正しいと思ってやっても、後世の人から、それは違ったじゃないか?とか言われる、その法廷の、自分は被告人だって言い方をしていた人で。もう一つ、放送大学ってあるじゃないですか、今もあるのかな?NHKの利権じゃないか?とか言うけど、彼は戦争の時に、いわゆる婦女子という人たちが教育を受けられなかったり、亡くなった人もいる、だから教育のチャンスがなかった人のためにあまねく放送を通じてやるんだっていう。それが結果的に利権だって言う人もいるかもだけど、その最初の志は凄い大事なことなんだよね。

[塙]放送大学を作ったんですか?

[田中]放送大学ってのは、もちろん政府がってことだけど、彼は政治家として首相として家庭の事情や戦前の女性排除の高等教育制度で大学進学できなかったような人たちに、夜間中学と同じような意味でね、やろうと。この辺のことは彼の伝えられてないところですね。もう一個は、これもまた朝からどうよってウヨの方はお怒りになるかもだけど、1978年に彼はね、文化放送から出した本で『終りなき海軍―若い世代へ伝えたい残したい』って中で、いわゆる慰安婦問題の事を語ってんです。

終りなき海軍―若い世代へ伝えたい残したい (1978年)

終りなき海軍―若い世代へ伝えたい残したい (1978年)

 

「憂国呆談」2018年2月号

◎上場企業「ほぼ日」代表取締役&自称「プラントハンター」
あまりに話を盛りすぎて”炎上”「世界一のクリスマスツリー」@KOBE
◎「男であることの恥ずかしさ©ジル・ドゥース」な「セクハラ」を巡って
”敏感力”なアメリカ、”鈍感力”な日本の違い!
◎中曽根康弘元首相&鹿内信隆元フジサンケイグループ会議議長が告解していた
「従軍慰安婦」への日本軍の関与!

「三笠宮さまのお言葉」 2015年12月10日 TOKYO MX「モーニングCROSS」

評伝 中曽根康弘元首相 戦後保守政治の生き証人 

2015年9月号の文芸春秋で「歴史を正視し得ない民族は、他の民族からの信頼も尊敬も得ることはできない」と、近年の歴史修正主義的な風潮を批判した。政治家を目指した原点である憲法改正についても「急ぐべきではない。国民的なコンセンサスが必要だ」と常々語っていた。

「満100歳にあたり」コメント全文

「満100歳にあたり」コメント全文

政治家として国家の発展に何がしかの貢献を成し得たのか、後の世の評価も含め、政治家は常に歴史法廷に立つ被告人であるとの思いで精励努力を重ねてきました。時に政治の現状に対する所感を求められますが、時代が人をつくり、人が時代をつくります。其々(それぞれ)の政治世代が時代の抱える問題と課題に対し政治の責任を自覚し、勇断を以(も)って確(しっか)りと役割を果たしていくべきだと思っています。

よく健康長寿の秘訣(ひけつ)を聞かれますが、日々精一杯努力すること、そのためにも規則正しい生活を心掛けています。加えて常にこの世の森羅万象に関心を持つことも大事です。飽くなき探求心と知的好奇心こそ肝要です。

「暮れてなお命の限り蝉しぐれ」とは私の拙い句ですが、100歳となった私の強い思いでもあります。その思いは、この国の歴史や伝統、文化が新たな時代へと受け継がれながら、営々として日本人の暮らしが未来に繋がっていくという私の願いと共にあります。

[田中]で、何を言ってるかと言うと「三千人からの大部隊だ」と、兵士がね。で、彼は士官として(前線に)行くわけじゃないですか。「やがて、原住民の女を襲うものやバクチにふけるものも出てきた。そんなかれらのために、私は苦心して慰安所をつくってやったこともある。かれらは、ちょうど、たらいのなかにひしめくイモであった。」これなんか最後のところは「お前、差別用語だ」ってお怒りになる方がいるかもしれないけれども、彼の、改めて歴史をきちんと直視しようっていうのはね、冷静に考えた上で必要だと思いますけどね。

まあなんかここのところ、凄いよね。年末に新しい女の子が誕生したとい
うか。「もりかけ さくらちゃん」っていう・・・(笑)。

[塙]あら?!(笑)。

[土屋]もりかけ さくらちゃん(笑)。

[塙]モリカケ、もうフルネームになりましたね(笑)。

[田中]「もりかけ さくらちゃん」って女の子が誕生(笑)。・・・なんだけど、ちょっとその前に週の前半に来た例の教皇フランシスコ。

[土屋]カトリック、ローマ教皇の。

[田中]教皇フランシスコって方はやっぱりすごい人だと私はずっと思っていて。

[塙]雨の中でしたけどね。

[田中]で、彼は何を言っているかっていうと「核兵器の開発と使用は神と人類に対するテロ行為だ」っていう風に長崎の爆心地公園で言ったわけでしょ?で、あともう一つは袴田巌さん。おそらくこれはイデオロギーを越えて袴田さんという素晴らしい名ボクサーが冤罪じゃないかっていうことを思っている人は多いと思うんだけど、彼はカソリックに獄中でなるんです。

[塙]洗礼されたってね仰ってましたね。

[田中]で、その名誉チャンピオンをミサに呼んだわけですよね。あるいは東日本大震災の犠牲者と被災者、犠牲になられた方は今は天国に行かれているんだけれども、地震と津波、そして福島第一原子力発電所のメルトダウンの三つが東日本大震災だっていう言い方をして、三人の方を、一人は宮古市の幼稚園の園長さんで園児を津波で亡くされた方。そしてもう一人は南相馬市の曹洞宗のお坊さんで、まさに帰れない地区なわけですよ、いまだに。そこのお坊さん。それともう一人はいわき市から東京に自主的に避難された高校二年生の男の子。その三人がスピーチをして、そしてそれに対してメッセージというかミサさんみたいなことをなさるんだよね。もう一つはね、食事の時にスマホを止めろって彼は言ってるの。

食事中の電話は「戦争の始まり」、ローマ法王が若者に警鐘鳴らす

「福音の喜び」「VERDAD」2014年6月号「田中康夫の新ニッポン論」Vol.14

安倍総理の「保守」を問う「ローマ教皇の容赦なき警告」「文藝春秋」2013年6月号

「通奏低音」「VERDAD」14/6月号 田中康夫の新ニッポン論 Vol.14

Vol.622人類も世界も矛盾に満ち満ちているからこそ異なる民族や宗教との対話が肝要と説く教皇フランシスコPart3

ニーチェとも通底する深意を「流石は一流の老舗ならではの味」と評さぬYa‘ssyが徹底解説!

https://www.youtube.com/watch?v=G7RokweQunE

Vol.620「出向いていく教会」を実践する第266代ローマ教皇フランシスコPart2。その足元にも及ばぬガラス張り知事室・お出掛け知事室Ya‘ssyが「偉くならないサーヴァント・リーダー」教皇を語る!

https://www.youtube.com/watch?v=0cfQLBqzKlw

 Vol.619 死刑は許容出来ぬと教理書を改訂!核兵器の開発と使用は神と人類に対するテロ行為!

長崎爆心地公園で非戦を説き袴田巌「冤罪」名誉チャンピオンと面談するローマ教皇フランシスコ来日Part1

https://www.youtube.com/watch?v=K0aQzgYQi1g

[塙]教皇が?

[田中]食事の時にスマホを使ってるのは戦争のようなものだと。皆会話をしろって。ただこれはね、南半球から初めて出た教皇なわけじゃないですか、第二百六十六代で。南半球のアルゼンチンとかブラジルってのは軍事政権だったり民主政権であったり交互だった場所なんだけど、出向いていく教会って言ってんだよね。教会は象牙の塔になっちゃいけないと。逆にそれをローマは・・・、私、一応言うけれけども、私の両親カソリックなんだけど、私は教会というようなものはちょっとに馴染まないなと思ってて。でも、世界最大の合法的マネーロンダリング機関はローマ法王庁ですからね、ある意味ではね。

[塙]十二億人のですからね。

[田中]でも彼が言ってるのは、人間はそれぞれ、人間も組織も矛盾を抱えてるんだと。それを良しと言うんじゃなくて、我々、どんな組織だって矛盾がありますよ。矛盾の中で私たちは何をより良くしていくのか、何をより変えていくのかって言ってるから、これは大変な人物なんだけど、逆にだから守旧派からは凄い、もう陰謀説的にいじめられる。だから今ほら、神父がペドフィリアをしているみたいなのが出てくるのも、逆にそれをきちんとできないお前がいけないんだ、みたいなのに持っていくってのがカソリックの中の守旧派で。でも彼が宗教を超えて宗教者っていうのが・・・、今回も 日本のお坊さんであったり他の宗教団体の人とも会ってる。僕はもう一個残念だったのは、今上天皇と対談されたけど、実は上皇と美智子上皇后と、というのは最もお会いになりたかった方だと思うんだよね。で、それは引退されてるわけでもなんでもない上皇と上皇后なんで、あの二人との場ってのをローマ法王庁や日本政府、宮内庁が設けられたらちょっと良かったかなって気がしますけどね。で、例の・・・、すいません喋りすぎて。例の「もりかけ さくらちゃん」(笑)。

[土屋]「桜を見る会」のね。

[塙]桜ちゃんのデータがね、無いからね。

[田中]でもこれね、「もりかけ さくらちゃん」の問題もあまりにたくさんあり過ぎんだけど、僕、ずっと当初から言ってて、おとといの日刊スポーツも僕の発言を報じてくれたんだけども、公文書があるか無いかとか、ウーだらカーだら言ってるでしょ?だけど電子媒体って容量無限大なんですよ、そう思いません?iCloudが全部世界中でパンクしちゃったなら消えちゃうかもしれないけど、電子媒体を何で消去しなきゃいけないのか?

今回のYa‘ssy指摘を紹介する「日刊スポーツ」連載「政界地獄耳」2019年11月28日 「モリカケ」失敗を教訓に責任追及を

YouTube公式チャンネル「だから、言わんこっちゃない!」
2019年11月26日 Vol.621 電子媒体「公文書」永年保存義務の緊急議員立法も出来ないヘタレ野党を嗤うVol.615続篇w
「主催権」を内閣記者会が有するのに首相会見すら求めぬヘタレ誤送船団・記者クラブを嗤いまくるの巻w

11月13日 Vol.615 『「桜を見る会」を見る会』号外w
戦略も戦術も稚拙な野党、与党、官邸の皆さんへ!
公文書を電子媒体で永年保存義務の緊急議員立法で全て解決!
日本特有「Yes But」論法wではお先真っ暗だぁ!

YouTube公式チャンネル「だから、言わんこっちゃない!」アーカイヴ

[田中]だから野党の人も電子媒体で、公文書・公用文書・公的文書って三つあるんだけど、永年保存の緊急議員立法を出せば、これは与党は拒めないですよ。もっと言うと安倍晋三さんと同じ清和政策研究会出身の福田康夫さんは、きちんと公文書を残さなければ歴史が、中曽根さんと同じように、中曽根さんと争ってたところですよ群馬で、中曽根・福田。でも公文書を残さなければ歴史の審判を仰げないって言って公文書管理法を作った方でしょ。それにまさにきちんと血と肉を付けることなのに。日本共産党なんか一生懸命頑張ってると私は思うんだけども、国会で議論するのは良いけれど、緊急議員立法を出したら与野党誰も反発できないでしょ?多分。で、なんでこういうものを言わないのかな?って。ウーだらカーだら重箱の隅をやってっても、みんな変だよねって思ってたって、あるいはジャパンライフっていう破産しちゃうようなマルチなところの人が60番という首相枠っていうので来てて、それもパンフレットに載っけて、私は招待されましたっつって、みんなからお金取っちゃったとか、それは(新聞の)社会部がやることは良い。でも議員がやることってそこじゃないのかな?って思いますけどね。

[塙]後でやっぱり見つかりましたってパターンもあるんじゃないですか?

[田中]まあだって、現実に出てきてるわけじゃない。だって各省庁で文書の保管がウンだらカンだらとか言って、だからやっぱり政治がやることは中曽根さんが行革って言ったように、一刀両断で電子媒体公文章永年保存緊急議員立法を、他の国はみんなしてんだから。

[塙]だから欠席とかしないで野党がもうちょっと頑張って追及した方が良いってことですかね?

[田中]いや違う違う。そりゃだって文書を出さなかったから下手っぴだとは思うけれども、でも与党だって、与党も野党も内閣もなんとなく戦略と戦術が稚拙かなと思うんだけど。あとでももう一個はね、よく今、記者クラブの人たちが、きちんと官房長官も安倍さんも答えてないとかウーだらカーだら言ってんじゃない?オレ、最もヘタレなのは記者クラブだと思ってんの。2001年5月15日に「脱・記者クラブ」宣言を出した私からすると。

「脱・記者クラブ」宣言 2001年5月15日

その数、日本列島に八百有余とも言われる「記者クラブ」は、和を以て尊しと成す金融機関すら“護送船団方式”との決別を余儀なくされた21世紀に至るも、連綿と幅を利かす。

 それは本来、新聞社と通信社、放送局を構成員とする任意の親睦組織的側面を保ちながら、時として排他的な権益集団と化す可能性を拭(ぬぐ)い切れぬ。現に、世の大方の記者会見は記者クラブが主催し、その場に加盟社以外の表現者が出席するのは難しい。

 また、日本の新聞社と通信社、放送局が構成員の記者クラブへの便宜供与は、少なからず既得権益化している。
 長野県に於(お)いても、例外ではない。県民の共有財産たる県庁舎内の3ヶ所に位置する「県政記者クラブ」「県政専門紙記者クラブ」「県政記者会」は、長きに亘って空間を無賃で占有してきた。面積は合算で263.49平方メートルに及ぶ。部屋と駐車場の使用料に留まらず、電気・冷暖房・清掃・ガス・水道・下水道の管理経費、更にはクラブ職員の給与も、全ては県民の血税で賄われてきた。推計での総額は年間1,500万円にも上る。これらを見直されねばならぬ。
 須(すべから)く表現活動とは、一人ひとりの個人に立脚すべきなのだ。責任有る言論社会の、それは基本である。

 2001年6月末を目途に3つの記者室を撤去し、仮称としての「プレスセンター」を、現在は「県政記者クラブ」が位置する3階の場所に設ける。194.40平方メートルの空間にはスタッフを常駐させ、コピー、FAX等は実費で承(うけたまわ)る。テーブル付きの折り畳み椅子を数多く用意し、雑誌、ミニコミ、インターネット等の媒体、更にはフリーランスで表現活動に携わる全ての市民が利用可能とする。使用時間等を予約の上、長野県民が会見を行う場としても開放する。更には「ワーキングルーム」として、現在は2階に位置する「県政専門紙記者クラブ」の空間(30.24平方メートル)にも、同様の椅子を並べる。

 平日の10時45分と16時30分の2回、政策秘書室の担当者が「プレスリリース」を掲示し、希望者には無料で頒布する。併せて、その場で質疑応答を受け付ける。必要に応じて、関係部課長等も件(くだん)の会見に出席し、資料説明を行う。知事も又、その範疇に含まれる。
 如何なる根拠に基づいてか、記者クラブ主催だった長野県知事の記者会見は今後、県主催とする。
 知り得る限り、記者会見を毎週行う都道府県知事は、長野と東京のみである。而(しか)して長野県に於(お)いては、往々にして毎回の記者会見に割く時間は1時間以上に亘る。知事室を始めとする県庁内、視察現場等での“ぶら下がり”なる符丁で知られる記者との遣り取りも、拒んだ過去は一度としてない。その精神は変わらない。

 従来と同じく事前に日時を告知した上で週1回開催する知事記者会見には、全ての表現者が参加可能とし、質疑応答も行える形式に改める。但し、質問者は氏名を名乗らねばならぬ。前述の「プレスリリース」同様、会見の内容はホームページ上に掲載する。動画でのアップも導入する。
天変地異を始めとする緊急記者会見の開催通知や資料提供を希望する表現者は、所定の用紙に連絡先等を記入して予め届け出る形を考える。
以上、ここに「『脱・記者クラブ』宣言」を発表する。

 今回の宣言が、県民の知る権利を更に拡充する上での新たな「長野モデル」の一つとなる事を切に願う。

 更なる詳細は、全ての表現者との開かれた話し合いを踏まえて決定する。
猶(なお)、任意の親睦団体としての記者クラブの存在は、長野県に於いても加盟各社の自由意思であり、これを妨げはしない。

 

 2001年5月15日

                   長野県知事  田 中 康 夫

「脱・記者クラブ」宣言発表時の「長野県政記者クラブ」皆さまとの質疑応答@2001年5月15日

http://yassy.system-a.org/hisyo/press/20010515.htm
2001年~2006年 信州・長野県知事会見一覧

http://yassy.system-a.org/hisyo/press/press_h.htm

畏友・プチ鹿島(鹿島智広)さんの卓見
桜の木の下には何が埋まっている?

桜の木の下には屍体が埋まっていると言うが、桜を見る会にはここ数年の「あったものがなかった」がすべて埋まっている。総決算なのである。決して小さなことではないと思う。

畏兄・菅義偉さんのブログ
議事録も作成しない「誤った政治主導」2012年1月28日

公文書の作成は、政党の主義主張とは全く関係のない、国家運営の基本です。
総務大臣を務めた私の経験からしても、官僚は法令順守意識が高く、政治家に聞きもせずにこのように基本的な事柄を放置するとは到底考えられません。
民主党は野党時代に政府の文書管理の不備を責め、情報公開を声高に叫んでいました。
しかし政権交代後、政治主導の象徴とした政務三役会議など、政策決定過程の多くは非公開で議事録も作成されず、「密室政治」となっています。
明らかな法律違反であるとともに、国民への背信行為です。

「ニッポン凄いゾ論」が横溢する日本の「彼は誰(かわたれ)」と「誰そ彼(たそがれ)」は
「ルビンの壺」的な表裏一体だと述べた『33年後のなんとなく、クリスタル』


「平成ニッポンの宿痾」まとめサイト

[田中]何かって言うと、会見の主催権って誰が持ってると思いますか?内閣総理大臣、内閣官房長官の。これは内閣記者会というメディアが持ってるですよ。っていうのは、なんで私が「脱・記者クラブ」したかって言うと、おかしくて、私が知事になったから東京のメディアも私の会見に入ろとするじゃない?それが、長野県政記者クラブの主催だったの。なのでそこにあらかじめ「お伺い書」を出さないとスポーツ新聞も東京のテレビもラジオも入れなかったの。変じゃね?と。そして東京の雑誌は入っちゃいけませんって言ってたの。で、もう一個驚いたのが宗教団体や政党の機関紙、でも聖教新聞や赤旗っていうのは下手な新聞よりも部数が多い訳でしょ?絶対まかりならん!って言ってたんだよ。だけど僕、これ変だよねと。だから誰でも入れるようにしましょうってのが「脱・記者クラブ」だったの。ところが最後まで抵抗したのは、会見の主催権が我々になければ駄目だって言ったの。ところが警察と検察の皆さんね、県警本部長や検事正の会見の主催権は警察と検察にあるんだよ。だから警察の、もし不祥事があってもクラブの人は本部長を会見を開いてくださいって言えないんだよ。だからダブルスタンダードでしょ?って。もう一個言えば、逆に言えば内閣とか行政は全部記者クラブが主催権を持ってんの。

[塙]そういうことか。週刊誌みたいなやつが、要するにあんまり無いってことですよね?

[田中]だからねだったらね、じゃあ安倍さんしっかり会見を開きましょうよと。私たち設定しますからって。

[塙]って言ってあげて、言って欲しいってことですよね?

[田中]それを言わないで、いや国会の場で議論するべきだとかウンだらカンだらって本当にヘタレで。私はこれ、お前が妄想だろって言うけど、こないだもある新聞の論説委員長と論説主幹の人たちと会ったんだけど、黙っちゃうんだよね。だからやっぱりメディアも現場の記者は一生懸命かもしれないけど、全部がやっぱり・・・。公文書の永久保存、主催権はどこにあるのか?分からないようでは。

[土屋]そうですね。国民が納得する形での説明ができない理由ってのがそういうところにもあると。

[田中]そういう意味で言うと、上皇上皇后や教皇フランシスコや中曽根康弘氏の覚悟ってものを、私達はちょっと爪の垢煎じて飲んだ方が良いんじゃないかと。

[土屋]そうですね。

[塙]今こそ火事場の糞力で頑張っていきましょうと。

[土屋]無理やり『筋肉マン』にした(笑)。ということで田中康夫さんと一週間のニュースを振り返ってきました。

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「註の新たな註」
「いまクリ」と「もとクリ」、その記憶の円盤が舞い続ける時空。

ようこそ現在から1980年の東京、そして日本へ❣
「✽文庫本化に際しての、ひとつの新たな長い註。」でお約束した「註の新たな註」は、
両書に登場する「字句の解釈」に留まらず、
高度消費社会の幕開けから現在に至る時代背景を、
関連する僕の拙稿等も紹介しながら絵解きしていくサイトです。

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