2020年2月24日 TOKYO MX モーニングCROSS 田中康夫 後手後手を、先手先手!と胸張る政府対応 後手後手になっているのは何故か⁉ 全体最適も部分最適も出来ない👩🏽‍⚕️臨床医学や基礎医学の脱落者=医系技官が牛耳る厚労省が諸悪の根源だ💉

[堀潤]時刻は7時37分を周りました。持論を展開するオピニオンCROSS neo。田中さんテーマの発表をお願いします。

[田中康夫]「先手先手」のウイルス対策、です。

[宮瀬茉祐子]新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大するなか、昨日、安倍総理も出席した新型コロナウイルス感染症対策本部会合が開かれ、今日行われる専門家会議で基本方針の策定が話し合われる方向性を確認しました。一方で、韓国は昨日、感染の危機レベルを4段階のうち最高の「深刻」に引き上げると文在寅大統領が発表しました。

[堀]さあ、まいりましょう。

[田中]実は、産経新聞の読者達も非常にこの問題は危機的なんじゃないかと日本は、と。というのはね昨日の夜に、国内発生早期だが「次のフェーズ」への移行期っていう見出しを付けた記事が出たんですよ。それに対して、安倍さん大好き憲法改正しろってプロフィールに書いてるような人たちが、ホントかよ?っておっしゃってる。今日の日本経済新聞も、「感染拡大の移行期」って政府が言ってるからこう書いてるの。でも一方で、(ダイアモンド・プリンセス号から)電車やバスで帰った人たちを、今後は電車やバスで帰らないでください、あるいは船から下りた人たちには毎日健康診断をしますって、本当に先手先手?って言われてるでしょ。

[堀]感染経路が確認できないということを言っていて、確認できない患者の方が増えている以上は、もう今、どこにどういう状況でウイルスがあってもおかしくないという風にみて、移行どころか。

[田中]そう。だって国内に感染者が初確認されてからちょうど一ヶ月だったのが先々週の15日の土曜日だったんです。実は私、その日にTBSの『ナイツのちゃきちゃき大放送』というのに出てた文字起こしとか、あるいは先ほど産経新聞の危機感も言ったけど、私と水と油の夕刊フジが、私がこの問題に関してどういうことを言ってるのかっていうのを記事にするくらいではある。

[堀]なるほど。

[田中](その記事は)私のホームページに載ってます。

[堀](その記事を手にしながら)ここで読み上げちゃいけないわけですか?

[田中]いやいやいや。

[堀]ホームページを皆さんご覧になってください。

[田中]フランスの対応と日本がどう違うか?とかその辺を書いてあります。(日本政府は)「基本的な対処方針」って言ってたでしょ?昨日になって「総合的な対処方針」って言うの。でも1カ月以上たって「具体的な対処方針」ではないわけでしょ。それに対して韓国はもう4段階の「深刻」なレベルってしてる。さっき堀さんがお話したように、他の国の人からすると、中国も大変だけれど日本も韓国も同じだよねって認識になってるわけでしょ。

[堀]昨日、イスラエル政府の対応が揺れましたけれど、一時は日本国からの入国を禁止、その後撤回。

[田中]でももう一回禁止になった。

[堀]再び禁止になった。

[田中]そうです。実は官房長官の菅さんも痛恨の思いがあると思うんです。というのは先週の20日の木曜日の午前中の会見でどういうことを述べたか。いわゆるダイヤモンド・プリンセス号の話。「2月5日以降の感染拡大防止の措置が機能している」「現在ではほぼ発症者の発生がない」「隔離が有効に行われていると確認された」っていう3点を述べたんですよ。20日木曜日に。でもまったくこれはことごとく覆ってしまっている。でもね、これはむしろ菅さんの責任よりもなんでこんな3項目のメモが官房長官に手渡されたのか?ってことを今日お話をしたいと思います。それはこの(フリップの)下に書きましたが、「全体最適」、全体が良くなる。でも全体が無理だとしても「部分最適」、これは全てものづくりでもそうですよね。両方できない厚労省の「医系技官」の問題なのではないかってお話をします。というのは何かというと、神戸大学の岩田健太郎さんという方、あの方が(ダイアモンド・プリンセス号)に入ってった。そして実は彼の昔同僚だったっていう高山義浩さんという医師から、入ってきてよと言われたのに「あいつが入ってきて大変なことを、針小棒大に言っちゃった」って言ってるんだけれど、でもね、彼がミクロの決死隊で入らなければ、あの船の中がああいう状況だってことは可視化されなかったわけですよね。それに対して、このメモっていうのは何かって言うと、専門家会議がこういうことを言ってるのが菅さんに渡ったからなんです。じゃあその専門家会議って一体何なんなんだよと。専門家は危機を煽るんじゃなくて、的確なことを我々に伝えてこそ、我々は自ら身を守るでしょと。

[堀]そうですね。

[田中]こちらをご覧いただきたいと思います。厚労行政を牛耳る「医系技官」と書きました。例えば国土交通省も技術系の人はいたりします。でも、この大坪寛子さん、「#コネクト大坪」さんと呼ばれてる人は実は入省前に国立感染症研究所の研究員だったんです。ところが今、筆頭審議官で危機管理を担当してるから最初彼女がスポークス・パーソンだったわけ。でもね、国立感染症研究所ってのはこの10年間で予算も人員も激減してるわけでしょ。予算は3分の2になっちゃってるわけですよ。これなんでかって言うと、ここにいるような(医系技官)の人たちは立派かもしれないけれど、この人たちは臨床医学基礎医学から脱落をした、現場の研究者だったり現場の医師であったりではない人が厚生労働省に入って医系技官になると、どうしても机上の空論なんですよ。僕が知事の時も、保健所長とか立派な人もいるんだけれど、都道府県に入ってくる医系技官っていう人も医師免許を持ってるんだけれど、あえて入ってきている人なのね。ここが大きな問題だと僕は思っています。もう一個ね、ここに書きましたけれど、ウイルスというのは無色・透明・無臭でしょ。バクテリアというのはいわゆる抗生物質で死にます。ウイルスっていうのはどんどんどんどん自在に変化してってしまう。そして人間の五感が察知し得ない、ある意味では放射能と同じような厄介な存在なんですよ。

[堀]そうですね。

[田中]「正しく怖がる」っていう言葉が一人歩きしてるけれど、僕は基本的には、我々ができることは「よく食べ、よく寝て、よく洗う」、喉と手と、あるいは粘膜があるような場所、これなんだよね。だけどこれができるようになる為にはやはり正確な情報が出てこないと。で、正確な情報はやっぱりリーダーが、昔、三原山の大噴火ってのがありました。その時(首相は)中曽根康弘さんでした。で、その時後藤田正晴さんが官房長官だった。13,000人住んでいるところに当時自衛隊の船も東海汽船の船も海上保安庁の船も全部行けと言って1日で全員撤退させたんですよ。これがリーダーですよ。その時できない条項を役人はどうしても言っちゃう。あるいは小渕恵三さんの時も、東海村JOCの臨界事故があった。あの時翌日が組閣だったのに、当時、野中広務さんがこれはやめましょうと、組閣は延期しましょうと言ってあの時小渕恵三さんは「やり過ぎて怒られることはない。あとは歴史が判断する」と言ってあの時対応するわけです。

[堀]骨太ですよね、当時の政治家の皆さんは。

[田中]だから是非とも・・・、このコネクト大坪さん達は多分、狭いなかで考えている。

[堀]そうですね。

[田中]本当に「部分最適」もできていない船、「全体最適」をやれるのは何かといったら、それこそ政治のリーダーシップなんだなって僕は思います。

[堀]なんかやっぱり当時の原発事故直後の対応にすごく似てるなって思って、疑心暗鬼がすごく長い時間後遺症をもたらしてしまうわけでしょ。

[田中]しかも世界中から言われるわけでしょ。

[堀]そうですよね。北条かやさん、今の田中さんのお話いかがですか。

[北条かや]本当にそうなんですよね。厚生労働省のホームページを見ても、今話題のエアロゾル感染についてあんまり解説がないんですよね。だから空気で絶対感染しちゃう、それ死んじゃうんじゃないかみたいなね、デマも回ったりしているので、もっとわかりやすく解説っていうのを一番大事にして欲しいなと思いますよ。

[堀]今すごく重要なのは、感染の症状だと思うんですよ。しかも回復された方もいらっしゃるから、回復して軽症に済んだ方の症状、そして中間的な症状、そして重症化された症状っていう風にいろんな方の症状をね。

[田中]だからエボラのようにすぐ(発症)じゃないからね、潜伏があるからまさに無色透明無臭で見えない存在でしょ。是非私のホームページに文字起こしもラジオの番組のも載ってますのでご覧ください。

[堀]是非ご覧ください。僕も今、武漢で感染された方にアクセスを試みていて症状が聞けそうなので、番組でもお伝えしたいと思います。朝日新聞がね、武漢の医師の証言で通常の肺炎よりも早い段階から呼吸困難が見られるので呼吸器が必ず必要だと。

[田中]中国は後手後手だったけど、でも(中央)政府に(批判が)来ないようにかもしれないけれど、武漢市長も湖北省長も更迭してるでしょ。

[堀]そうですね。

[田中]日本てこれだけ「先手先手」でなくなって、誰も・・・。処分がいけないんじゃなくて、皆の真の意気を高める為に。

[堀]責任の所在が曖昧なのも原発事故対応にそっくりですよ、ホントに。ありがとうございました。

*

天皇陛下60歳の誕生日 一般参賀は中止」を巡って

[堀]田中さんいかがですか。

[田中]先代の上皇上皇后の方というのは、長野県に実は満蒙開拓たくさん行ったわけです、長野県は貧しかったから。半分の人は戻って来れなかった。そして戻ってきたら村が人がいるから出てってくださいって、軽井沢に、まったく南佐久から関係なく住んだ大日向という集落があるの。そこに僕も知事の時に軽井沢に静養にいらっしゃるとご進講をするんだけれど、その前には必ずそこに行ってまだ生き長らえている満蒙から帰ってきた人たちと会うわけですよ。これは大変な、実体のあるパフォーマンスだと思うのね、祈る旅という。

[堀]そうですね。

[田中]しかも名古屋に行ったときも、名古屋から公務ではありませんと言った。私務ですと言って。伊那谷もものすごく(満蒙開拓に)出たの。で、阿智(あち)村にある満蒙開拓記念館というところにプライベートでお二人は行って話しを聞く。これは無言でお二人はご自身の背中から今のこの日本に、なにか警告ではないけど気付きなさいと発信をしてる気はしますよね。そのお二人を是非継ぐ形の今上天皇、皇后であってほしいと思いますね。

サンデー毎日」3月22日号 田中康夫 「令和風景論」
コロナウイルスに翻弄される極東の島国ニッポン」

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コロナウイルスに翻弄される極東の島国ニッポン先手先手どころ後手後手」

サンデー毎日」3月22日号 田中康夫 「令和風景論」

迫りくる新型肺炎の脅威に対して、迷走を重ねるばかりの政府。 この絶望的な令和の風景は、何によってもたらされたのか。 かつて放射能を四散させ、いまウイルスへの対処を誤って全世界から耳目を集める極東の島国。 その狂騒曲の指揮者と奏者を、異能の作家が徹底的に指弾するー 。

 

「先手先手」ならぬ「後手後手」。「全体最適」どころか「部分最適」すら出来ていないCOVID-19 新型コロナウイルス狂騒曲。

 「的確な認識 迅速な決断と行動 明確な責任」。その何れもが欠落する中で、「医系技官」という宿痾(しゅくあ)が、極東の蜻蛉洲(あきづしま)に絶望的な迷走を齎(もたら)しています。

原因不明の肺炎27人発症と湖北省武漢市が発表したのは昨年の大晦日(おおみそか)。そのCOVID-19感染者が日本国内で最初に確認されたのは1月15日。更に38日後の2月22日(土)、「基本的な対処方針」を25日(火)には策定したいと加藤勝信厚生労働大臣は同行記者に発言。「働き方改革」の司令塔でもある厚労大臣は、不眠不休の厚労官僚に英気を養って貰(もら)わねばと、本格始動を連休明けに設定したのです。心に沁(し)み入(い)る為政者の“優しさ”です。

が、好事魔多(こうじま)し。470名も一堂に会した天皇誕生日「宴会の儀」から戻った安倍晋三首相は、出席が平均10分強だった新型コロナウイルス感染症対策本部会議を、この日は17分間も仕切ります。「国民の命を守るのは私の最大の責務」、「森羅万象(しんらばんしょう)すべて担当」と国会答弁した男子の本懐(ほんかい)を仕遂(しと)げるべく、「総合的な基本方針」策定を命じます。

「国内発生早期。まさに次のフェーズへの移行期」と加藤大臣は会議後に“言葉遊び”。「拡大」の類いの表現を避け、聞き慣れぬカタカナ用語で印象を和らげる小細工に励みます。

ルーレット、バカラ等、船内カジノの「充実」をホームページで謳(うた)う「ダイヤモンド・プリンセス号」から下船後に陽性となった感染者発生事例を踏まえ、既に帰宅していた下船者に公共交通機関の利用自粛を、全国の自治体を通じて保健所に丸投げで要請。電話口で「健康確認」を毎日実施するアナログ的“やってる感”満載な即席「対処方針」も発表。その同時間帯、韓国の文在寅大(ムン・ジェイン)統領は、感染危機レベルを4段階で最高の「深刻」に引き上げています。

翌24日(月)の連休最終日、脇田隆字(わきたたかじ)・国立感染症研究所長が座長を務める新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が発表した“修身”の如き「緒言(しょげん)」。袖振り合う距離に座長と大臣が並んで言葉を交わす会議の写真。僕は驚愕(きょうがく)しました。

「症状がない人も、それぞれが一日の行動パターンを見直し、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされるような環境に行くことをできる限り、回避して下さい」。

5200万人と日本の半分以下の人口の韓国ではコロナウイルス検査を2月25日段階で4万5千件も実施済みなのに、どうして日本は3月4日に至っても6千件以下なの? 素朴な疑問を抱く善男善女を愚弄(ぐろう)する「PCR検査について」の文章も採録

「国内で感染が進行している現在、感染症を予防する政策の観点から」「全ての人にPCR検査をすることは、このウイルスの対策として有効ではありません」。

一万歩譲って感染症の「専門家」には無意味な検査だとしても、そこで振り翳しているのは「供給側(サプライサイド)の理屈」。「需要側(デマンドサイド)の不安」と向き合う智性(じあたま)も勘性(かんどころ)も温性(たいおん)も欠落しています。

なぜ感染研は情報を独占するのか

デオキシリボ核酸=DNAやリボ核酸RNAの長鎖(ちょうさ)を合成する酵素=ポリメラーゼPolymerase、連鎖Chain 、反応Reactionの頭文字PCR検査は、綿棒で鼻腔(びくう)や咽頭(いんとう)の粘膜から検体を採取し、ウイルス感染の有無を調べる古典的な検査手法。日本国内には約100社の民間検査会社があり、900もの検査センターを運用。控え目に見積もって1日20検体を検査するとして、全国で1万8千人分が1日で実施可能です。

「既に産官学が懸命に努力していますが、設備や人員の制約のため、全ての人にPCR検査をすることはできません」と戯れ言(ざれごと)を繰り出し、「保険適用」後も検体採取が可能なのは全国860の「帰国者・接触者外来」に限定する羊頭狗肉(ようとうくにく)は何故なのか? 民間機関への直接委託を拒み、地方自治体の衛生研究所を通じて上がってくるデータを国立感染症研究所が独占する、「情報公開」の透明性とは真逆(まぎゃく)な深意を探りましょう。

731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」と題して2017年12月、「感染症予防」を名目に細菌兵器の開発に勤(いそ)しんだ旧日本陸軍の秘密組織・関東軍防疫給水部=731部隊を特集したNHKスペシャルをご記憶でしょうか。

その残党が幹部に名前を連ねたのが、新宿区戸山の陸軍軍医学校跡地に位置する国立感染症研究所(発足当初は国立予防衛生研究所)。隣接する国立国際医療研究センターは東京第一陸軍病院が起源。森鴎外が局長だった陸軍省医務局が積極関与した国立伝染病研究所を、港区白金台(しろかねだい)の東京大学医科学研究所へと改組したのがGHQ連合国軍最高司令官総司令部公衆衛生福祉局。奇(く)しくも「専門家会議」メンバーの大半は、帝国陸軍DNAを受け継ぐ3施設の栄達者(えいたつしゃ)です。

閑話休題。COVID-19 が“培養”されるシャーレの如き船内に3711人もの乗客・乗員を“幽閉”し続けた日本政府から自国民を“奪還”すべく、同盟国アメリカを嚆矢(こうし)にカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、香港、台湾、イギリス、イタリア、フランス、イスラエル等13ヶ国・地域のチャーター機が羽田に飛来。北方領土問題で日本を袖にし続けるウラジミール・プーチン大統領のロシアに至っては、「日本の対応は場当たり的でカオスだ」と外務省報道官が“喝破(かっぱ)”。

「ウラジミール。君と僕は、同じ未来を見ている。行きましょう、プーチン大統領」「未来に生きる人々を、これ以上、もう待たせてはならない。ゴールまで、ウラジミール、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか。歴史に対する責任を、互いに果たしてまいりましょう」。

相田みつを顔負けなポエム・スピーチライターの内閣官房参与谷口智彦・慶應義塾大学大学院教授の力作を東方経済フォーラムで読み上げたウラジオストクでの努力も今や雲散霧消(うんさんむしょう)する悪寒(おかん)が・・・。

CNNやロイター通信、BBCと同様に充実した日本語版HPを全文無料で公開するAFPフランス通信社が2月2日、動画&写真付きでアップした記事「これが『フランス流』、隔離先は海辺の保養施設 武漢から帰国の179人」に僕は舌を巻きました。

地中海に面するマルセイユ近郊の優雅な保養施設に全員を隔離したフランス政府は、医師・看護師・心理学者20名チーム、赤十字スタッフ30名を派遣。物資補給は陸上自衛隊的性格の国家憲兵隊(ジャンダルムリ)が担当。

唯一の制約はマスク着用。仏版「白砂青松(はくさせいしょう)」庭園の散策やテニスに興じ、幼児向け図工教室も開設。食事も充実。彼我(ひが)の違いは大きいとツイートするや「人数が一桁違うだろ!」と脊髄(せきずい)反射なディスりが殺到。

呵々(かか)。勝浦ホテル三日月に収容された帰国者第1弾は、悲劇の相部屋を加えてもフランスより3人少ない176人。而(しか)も武漢出発時に日本政府は同胞(はらから)に対し、成田到着時の検疫検査に同意する書類すら用意せぬ一方、金額の多寡(たか)が話題となった航空運賃片道8万円の支払い誓約書は準備万端、整えていたのです。

すると航空オタクの間で、3年前から武漢便をデイリー運航してきた全日本空輸HPには運休直前まで武漢-成田エコノミー片道が事前座席指定も可能で2万9220円~と明記されていたのが話題に。「困った時はお互い様」。“気は心”で運賃割引を政府に申し出たら、とANAの然(しか)るべき立場の人物に提言するも反応は鈍く、8万円の自己負担は何時(いつ)の間にか国庫で全額負担へと変容しました。

戦後保守の英知に満ちた「政治判断」

113億円も年間広告宣伝費に投じる売上高2兆円企業が英断したなら全国民は拍手喝采だった筈(はず)。「もはや戦後ではない」と『経済白書』が記した昭和31年=1956年生まれの僕は夢想したのですが、算盤(そろばん)の昭和もPC(パソコン)の平成も過去の栄光と化した日本の、令和AI時代のANA流おもてなしは「損して得取れ」の心智(メンタリティ)とは異なるらしいぞ。

お口直しに「対策マニュアル」なき往時の政治決断話を2つ。中曽根康弘内閣の1986年=昭和61年11月21日。伊豆大島三原山が噴火するや後藤田正晴官房長官が陣頭指揮。阪神・淡路大震災で国民との距離が縮まる8年2ヶ月前に自衛隊護衛艦海上保安庁東海汽船等の官民48隻に1万3千人が乗船し、噴火14時間後には脱出完了。

小渕恵三内閣の1999年=平成11年9月30日。東海村のジェー・シー・オー核燃料加工施設で発生した臨界事故。翌日の組閣を延期すべきと野中広務官房長官が進言。「後から振り返って遣り過ぎ(やりすぎ)だったと言われる程の対策を」と首相も述べ、組閣は10月5日に延期されました。

橋本龍太郎内閣で官房長官を務めた梶山静六(せいろく)氏の自宅は事故現場から5km程の場所でした。関西に出張中の彼は直ちに帰郷。事故5日後、前年の自民党総裁選で戦った間柄の小渕氏に、原子力災害対策特別措置法設置を進言。

その総裁選で、自身が所属していた平成研究会の小渕氏でなく、我が師と仰ぐ梶山氏を支持。筋を通して宏池会に入会したのが菅義偉(すがよしひで)官房長官。去る2月20日の会見で彼は、以下の3項目を読み上げます。

◆2月5日以降の感染拡大防止の措置が機能している
◆現在ではほぼ発症者の発生がない
◆隔離が有効に行われていると確認された

仮に僕が彼の立場だったなら慚愧(ざんき)の念に堪(た)えないでしょう。斯(か)くも的外れなメモ書きを何故、内閣官房の事務方は自分に手渡したのだと。僕は以下の如く睨(にら)んでいます。そ の3項目こそは当初、欣喜雀躍(きんきじゃくやく)として新型肺炎のスポークスパーソンを務めた、和泉洋人(いずみひろと)首相補佐官が室長を兼務する内閣官房健康・医療戦略推進本部の次長でもある、大坪寛子厚労省筆頭審議官の、2月20日段階の「状況認識」だったのだと。

医系技官の机上の空論が諸悪の根源

「医系技官」トップの事務次官級ポストとして2017年7月に新設された医務技監、大臣官房総括審議官に次ぐ3番手が東京慈恵会医科大学出身で危機管理担当の「#コネクト大坪」。実は彼女は2008年の入省前、感染研の血液・安全研究部で一研究員でした。

厚労行政を牛耳る「医系技官」とは、臨床医学基礎医学からの“脱落者”にも拘らず、否(いな)、であればこそ屈折したルサンチマン的怨念(おんねん)で“机上の空論”を振り翳(かざ)す蓋然性(がいぜんせい)が高いのです。而(しか)して医師免許保有者は、国家公務員試験を受けずに無試験で厚労省に入省可能。謂(い)わばペーパードライバーが交通行政を牛耳る寸法です。

即ち、新型コロナを巡る大本営発表の「全体最適」など嘘八百で、それどころか船内の「清潔ルート」「不潔ルート」の「部分最適」すら出鱈目(でたらめ)だ、と微生物感染症学の岩田健太郎神戸大学教授が「ミクロの決死圏」に乗り込まねば可視化されぬ儘(まま)だったのです。

「80歳以上の致死率は14・8%、40歳以下は0・2%、10歳以下の死者はゼロ」。2月17日に中国版CDC=疾病(しっぺい)管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention)が発表したデータこそ「高齢者感染防止が第一(おとしよりファースト)」の証左(しょうさ)。なのに「チルドレン・ファースト」を掲げた民主党連立政権すら及びも付かぬ“悪夢”の「全国全校一斉休校」を、女房役の官房長官にも諮(はか)らず強行した非科学的「安倍しぐさ」。

と記してきて僕は、ウイルスと放射能は「相似形」で、故に両者共に不毛な甲論乙駁(こうろんおつばく)が飛び交う存在なのだと改めて痛感。

戦略も戦術も欠落した真珠湾攻撃から70年目の2011年12月8日、「東京電力福島原子力発電所事故に係る両議院の議院運営委員会」の合同協議会=国会事故調での僕の意見陳述を再録します。

「航空事故や列車事故は一定の場所、一定の時間、一定の社会グループに悲劇は留まります。原発事故は社会的にも地理的にも時間的にも、更には陸上・海上、空中・地表・地中・海中を問わず、被害が連続・拡大し続ける蓋然性(がいぜんせい)が極めて高く、範囲・濃度・蓄積の何(いず)れも変幻自在な放射能は無色・透明・無臭。人間の五官が察知し得ぬ極めて厄介な存在です」。

「状況はアンダーコントロ-ルされている」と全世界に言明した内閣総理大臣。その2年半前に都合7回も会見で「直ちに人体や健康には影響がない」と断言した官房長官。その二人が与野党に君臨する「不思議の国ニッポン」。無色・透明・無臭なウイルス狂騒曲が終熄(しゅうそく)後に私達は果たして、どんな色合いの景色を目にするのでしょうか。

 

「先手先手」の「後手後手」まとめサイト

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20/04月号 憂国呆談 season2 volume117◆ソトコト 新型コロナウイルスから、iPS細胞と科学技術予算、アメリカ大統領選挙ブレグジットまで。

「医系技官という宿痾」VERDAD連載「田中康夫の新ニッポン論」Vol.80

3月5日売「ソトコト」最新号での🇺🇸大統領選に関するY'assy発言部分の「要旨」の連ツイはこちら

[堀潤]時刻は7時37分を周りました。持論を展開するオピニオンCROSS neo。田中さんテーマの発表をお願いします。

[田中康夫]「先手先手」のウイルス対策、です。

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[宮瀬茉祐子]新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大するなか、昨日、安倍総理も出席した新型コロナウイルス感染症対策本部会合が開かれ、今日行われる専門家会議で基本方針の策定が話し合われる方向性を確認しました。一方で、韓国は昨日、感染の危機レベルを4段階のうち最高の「深刻」に引き上げると文在寅大統領が発表しました。

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[堀]さあ、まいりましょう。

[田中]実は、産経新聞の読者達も非常にこの問題は危機的なんじゃないかと日本は、と。というのはね昨日の夜に、国内発生早期だが「次のフェーズ」への移行期っていう見出しを付けた記事が出たんですよ。それに対して、安倍さん大好き憲法改正しろってプロフィールに書いてるような人たちが、ホントかよ?っておっしゃってる。

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国内発生早期だが「次のフェーズ」への移行期 厚労相が認識

言葉遊びな大本営発表に対する産経新聞フリークの反応

プロフィール

◯を応援 ☓を糾弾
憲法改正◯日の丸を掲げる政党◯小さい政府と減税◯農産物輸出◯親日国〇子供達 〇個人投資家
☓共産勢力・日教組☓腹背官僚と二重行政☓東京裁判史観☓似非環境・宗教団体☓反日集団・反日

プロフィール

安倍政権支持 /憲法改正共謀罪スパイ防止法・非韓三原則・電波オークション に賛成します

プロフィール

多くの先達たちが国を護り、命を落としました。 祖父は無名の兵士。フィリピンで戦死。祖父の骨は墓にはない。しかし千鳥ヶ淵に仲間と共に戻ってきてると信じたい。 子孫のためによりよい日本に。祖父の勲章に誓って歩む。#拉致被害者 #特定失踪者 を取り戻す。

月刊Hanadaな人々の反応

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「月刊Hanada」4月号

安倍晋三大臣へ最後の忠告 憤激対談」 百田尚樹・石平 10ページ
百田閣下「安倍総理は、私がメールするとたいがいすぐに返事を返してくれるのですが、今回は返事が来ませんでした。」
「国民の命をなんだと思っているのか! この国の政治家はカエルの脳みそか!」
(対談での発言を、句読点・表記も含めて正確に再録しました。花田紀凱編集長が付けた7本の小見出しは、登場順に以下の通りです)
安倍政権への絶望 日本政府は機能していない 国賓招待は狂気の沙汰 「日本は中国の子分なのか」 国を売り渡す経済界 
中国に騙され続ける日本 安倍総理にメールを

[田中]今日の日本経済新聞も、「感染拡大の移行期」って政府が言ってるからこう書いてるの。でも一方で、(ダイアモンド・プリンセス号から)電車やバスで帰った人たちを、今後は電車やバスで帰らないでください、あるいは船から下りた人たちには毎日健康診断をしますって、本当に先手先手?って言われてるでしょ。

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[堀]感染経路が確認できないということを言っていて、確認できない患者の方が増えている以上は、もう今、どこにどういう状況でウイルスがあってもおかしくないという風にみて、移行どころか。

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[田中]そう。だって国内に感染者が初確認されてからちょうど一ヶ月だったのが先々週の15日の土曜日だったんです。実は私、その日にTBSの『ナイツのちゃきちゃき大放送』というのに出てた文字起こしとか、あるいは先ほど産経新聞の危機感も言ったけど、私と水と油の夕刊フジが、私がこの問題に関してどういうことを言ってるのかっていうのを記事にするくらいではある。

[堀]なるほど。

[田中](その記事は)私のホームページに載ってます。

あの「夕刊フジ」(2020年2月20日発売)が全面的に評価した田中康夫の指摘 「鈴木棟一の風雲永田町」Vol.6240 田中康夫氏「水際対策の失敗」「最初の認識、鈍すぎた」

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補足説明付きの連ツイはこちら

 2020年2月15日 TBSラジオ ナイツのちゃきちゃき大放送 田中康夫 😻ニッポンの「先手先手」コロナ対応を全世界が絶賛💉コネクト大坪💏和泉「失楽園」官邸カップルが陣頭指揮😱 実はダイヤモンド・プリンセス号は「カジノ船」🎰梅雨頼みの祈祷師・川淵三郎ウイルス打倒作戦🙏🏼⚽辞任必至なネトウヨ @TwitterJP 笹本裕社長‼

[堀](その記事を手にしながら)ここで読み上げちゃいけないわけですか?

[田中]いやいやいや。

[堀]ホームページを皆さんご覧になってください。

[田中]フランスの対応と日本がどう違うか?とかその辺を書いてあります。(日本政府は)「基本的な対処方針」って言ってたでしょ?昨日になって「総合的な対処方針」って言うの。でも1カ月以上たって「具体的な対処方針」ではないわけでしょ。それに対して韓国はもう4段階の「深刻」なレベルってしてる。さっき堀さんがお話したように、他の国の人からすると、中国も大変だけれど日本も韓国も同じだよねって認識になってるわけでしょ。

[堀]昨日、イスラエル政府の対応が揺れましたけれど、一時は日本国からの入国を禁止、その後撤回。

[田中]でももう一回禁止になった。

[堀]再び禁止になった。

[田中]そうです。実は官房長官の菅さんも痛恨の思いがあると思うんです。というのは先週の20日の木曜日の午前中の会見でどういうことを述べたか。

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[田中]いわゆるダイヤモンド・プリンセス号の話。「2月5日以降の感染拡大防止の措置が機能している」「現在ではほぼ発症者の発生がない」「隔離が有効に行われていると確認された」っていう3点を述べたんですよ。20日木曜日に。でもまったくこれはことごとく覆ってしまっている。でもね、これはむしろ菅さんの責任よりもなんでこんな3項目のメモが官房長官に手渡されたのか?ってことを今日お話をしたいと思います。それはこの(フリップの)下に書きましたが、「全体最適」、全体が良くなる。でも全体が無理だとしても「部分最適」、これは全てものづくりでもそうですよね。両方できない厚労省の「医系技官」の問題なのではないかってお話をします。というのは何かというと、神戸大学の岩田健太郎さんという方、あの方が(ダイアモンド・プリンセス号)に入ってった。そして実は彼の昔同僚だったっていう高山義浩さんという医師から、入ってきてよと言われたのに「あいつが入ってきて大変なことを、針小棒大に言っちゃった」って言ってるんだけれど、でもね、彼がミクロの決死隊で入らなければ、あの船の中がああいう状況だってことは可視化されなかったわけですよね。

岩田健太郎教授は、厚生労働省の担当者に対策の徹底を要請しましたが、聞き入られなかったとしています。

国内での感染者初確認から1ヶ月後の2月15日(土)段階から何も進捗していない厚生労働省 新型肺炎、早期発見・治療に重点 水際対策から転換

新型肺炎、船内の対策を神戸大教授が批判「悲惨な状態」

クルーズ船対応の医師や看護師は検査対象外 厚労省

医師や看護師などの資格を持つ職員や、検疫業務にあたった職員、それに、DMAT=災害派遣医療チームなどの医療関係者については、症状がなければ検査しない方針を示しました。対象から外した理由について厚生労働省は「医療関係者は感染を予防する技術を習熟し、十分に対策しているから」などと説明しています。

国立感染症研究所は定員削減で「退職があっても新規採用しない、不補充になっている」。予算も10年前から比べ約20億円減っている。

本末転倒な薬九層倍利権

抗インフル薬投与研究へ 政府、25日にも対処方針策定

[田中]それに対して、このメモっていうのは何かって言うと、専門家会議がこういうことを言ってるのが菅さんに渡ったからなんです。じゃあその専門家会議って一体何なんなんだよと。専門家は危機を煽るんじゃなくて、的確なことを我々に伝えてこそ、我々は自ら身を守るでしょと。

[堀]そうですね。

[田中]こちらをご覧いただきたいと思います。厚労行政を牛耳る「医系技官」と書きました。

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[田中]例えば国土交通省も技術系の人はいたりします。でも、この大坪寛子さん、「#コネクト大坪」さんと呼ばれてる人は実は入省前に国立感染症研究所の研究員だったんです。ところが今、筆頭審議官で危機管理を担当してるから最初彼女がスポークス・パーソンだったわけ。でもね、国立感染症研究所ってのはこの10年間で予算も人員も激減してるわけでしょ。予算は3分の2になっちゃってるわけですよ。これなんでかって言うと、ここにいるような(医系技官)の人たちは立派かもしれないけれど、この人たちは臨床医学基礎医学から脱落をした、現場の研究者だったり現場の医師であったりではない人が厚生労働省に入って医系技官になると、どうしても机上の空論なんですよ。僕が知事の時も、保健所長とか立派な人もいるんだけれど、都道府県に入ってくる医系技官っていう人も医師免許を持ってるんだけれど、あえて入ってきている人なのね。ここが大きな問題だと僕は思っています。もう一個ね、ここに書きましたけれど、ウイルスというのは無色・透明・無臭でしょ。バクテリアというのはいわゆる抗生物質で死にます。ウイルスっていうのはどんどんどんどん自在に変化してってしまう。そして人間の五感が察知し得ない、ある意味では放射能と同じような厄介な存在なんですよ。

[堀]そうですね。

[田中]「正しく怖がる」っていう言葉が一人歩きしてるけれど、僕は基本的には、我々ができることは「よく食べ、よく寝て、よく洗う」、喉と手と、あるいは粘膜があるような場所、これなんだよね。

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2011年12月8日 東京電力福島原子力発電所事故に係る両議院の議院運営委員会事故調査委員会陳述原稿

http://www.nippon-dream.com/wp-content/uploads/a9466a078d879cea489ed5805ca49f051.pdf

http://www.nippon-dream.com/wp-content/uploads/b52c2a04a059172de8d01493238e58ed.pdf

11/12/08 東京電力福島原子力発電所事故に係る両議院の議院運営委員会

[田中]だけどこれができるようになる為にはやはり正確な情報が出てこないと。で、正確な情報はやっぱりリーダーが、昔、三原山の大噴火ってのがありました。その時(首相は)中曽根康弘さんでした。で、その時後藤田正晴さんが官房長官だった。13,000人住んでいるところに当時自衛隊の船も東海汽船の船も海上保安庁の船も全部行けと言って1日で全員撤退させたんですよ。これがリーダーですよ。その時できない条項を役人はどうしても言っちゃう。あるいは小渕恵三さんの時も、東海村JOCの臨界事故があった。あの時翌日が組閣だったのに、当時、野中広務さんがこれはやめましょうと、組閣は延期しましょうと言ってあの時小渕恵三さんは「やり過ぎて怒られることはない。あとは歴史が判断する」と言ってあの時対応するわけです。

[堀]骨太ですよね、当時の政治家の皆さんは。

[田中]だから是非とも・・・、このコネクト大坪さん達は多分、狭いなかで考えている。

[堀]そうですね。

[田中]本当に「部分最適」もできていない船、「全体最適」をやれるのは何かといったら、それこそ政治のリーダーシップなんだなって僕は思います。

[堀]なんかやっぱり当時の原発事故直後の対応にすごく似てるなって思って、疑心暗鬼がすごく長い時間後遺症をもたらしてしまうわけでしょ。

[田中]しかも世界中から言われるわけでしょ。

[堀]そうですよね。北条かやさん、今の田中さんのお話いかがですか。

[北条かや]本当にそうなんですよね。厚生労働省のホームページを見ても、今話題のエアロゾル感染についてあんまり解説がないんですよね。だから空気で絶対感染しちゃう、それ死んじゃうんじゃないかみたいなね、デマも回ったりしているので、もっとわかりやすく解説っていうのを一番大事にして欲しいなと思いますよ。

[堀]今すごく重要なのは、感染の症状だと思うんですよ。しかも回復された方もいらっしゃるから、回復して軽症に済んだ方の症状、そして中間的な症状、そして重症化された症状っていう風にいろんな方の症状をね。

[田中]だからエボラのようにすぐ(発症)じゃないからね、潜伏があるからまさに無色透明無臭で見えない存在でしょ。是非私のホームページに文字起こしもラジオの番組のも載ってますのでご覧ください。

[堀]是非ご覧ください。僕も今、武漢で感染された方にアクセスを試みていて症状が聞けそうなので、番組でもお伝えしたいと思います。朝日新聞がね、武漢の医師の証言で通常の肺炎よりも早い段階から呼吸困難が見られるので呼吸器が必ず必要だと。

[田中]中国は後手後手だったけど、でも(中央)政府に(批判が)来ないようにかもしれないけれど、武漢市長も湖北省長も更迭してるでしょ。

[堀]そうですね。

[田中]日本てこれだけ「先手先手」でなくなって、誰も・・・。処分がいけないんじゃなくて、皆の真の意気を高める為に。

[堀]責任の所在が曖昧なのも原発事故対応にそっくりですよ、ホントに。ありがとうございました。

*

天皇陛下60歳の誕生日 一般参賀は中止」を巡って

[堀]田中さんいかがですか。

[田中]先代の上皇上皇后の方というのは、長野県に実は満蒙開拓たくさん行ったわけです、長野県は貧しかったから。半分の人は戻って来れなかった。そして戻ってきたら村が人がいるから出てってくださいって、軽井沢に、まったく南佐久から関係なく住んだ大日向という集落があるの。そこに僕も知事の時に軽井沢に静養にいらっしゃるとご進講をするんだけれど、その前には必ずそこに行ってまだ生き長らえている満蒙から帰ってきた人たちと会うわけですよ。これは大変な、実体のあるパフォーマンスだと思うのね、祈る旅という。

[堀]そうですね。

[田中]しかも名古屋に行ったときも、名古屋から公務ではありませんと言った。私務ですと言って。伊那谷もものすごく(満蒙開拓に)出たの。で、阿智(あち)村にある満蒙開拓記念館というところにプライベートでお二人は行って話しを聞く。これは無言でお二人はご自身の背中から今のこの日本に、なにか警告ではないけど気付きなさいと発信をしてる気はしますよね。そのお二人を是非継ぐ形の今上天皇、皇后であってほしいと思いますね。

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「註の新たな註」
「いまクリ」と「もとクリ」、その記憶の円盤が舞い続ける時空。

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